【レビュー PIST6 2025年度⑰】原田亮太が圧巻の逃げ切りで2度目のV

2025.08.04

レース,選手

PIST6 2025 8月 第1戦は8月4日(月)に最終日が開催された。
決勝戦には久田朔、林昌幸、岡本総の3名が3連勝で勝ち上がりを決め、初の決勝進出となった岡本と表彰台経験のある5選手の計6名が顔を揃えた。実力者揃いの一戦は、地元の原田亮太が先行逃げ切りで2度目の優勝を飾った。

決勝戦のスタートポジションは先頭から鈴木伸之、林、岡本、原田、木村、久田。レースは残り4周を過ぎて久田が上昇し、ペーサー退避と同時に先頭に立つと、残り2周半で原田が一気に飛び出す。久田は2番手に入り、残り1周半すぎに木村に合わせて踏み出すも車の進みが鈍く、先行した原田が久田の仕掛けを合わせ切り、直線でも後続の追撃を振り切って1着でゴールした。

「(優勝できて)嬉しいです。(決勝戦は)3周先行しようと考えていて誰もこなければ最初に動こうと思っていたが、久田(朔)君が先に動いてくれて、その動きに乗る形で残り2周半からの先行になったのは自分に向いたかなと思う。後ろの状況はわからなかったので無我夢中で踏んでいた。誰にでもチャンスがあったと思うし、自分に運が回ってきただけなので、このメンバー逃げ切れたのはたまたま。現行競輪では他地区の選手にも原田がいるならと任せてもらえるような選手を目指していきたい」

 連勝中だった久田や、木村、林など若手機動型が揃った決勝戦で果敢に先頭に立つと、他の実力者を完封する圧巻の逃走劇を披露した。現行競輪では7月からA級に降級したものの、2場所連続優勝中という好調ぶりをPIST6でも見せつけて5月以来2回目の優勝を飾った。この逃げ切り優勝は今後の現行競輪にもつながるものとなりそうだ。

『予選を中心に人気決着が続く』
 今シリーズは初日デイの1次予選Aで初出場の長松大祐が初戦から2着に入り、3連単6000円台の配当が飛び出したものの、初日は3ケタ配当も多く人気の決着が目立った。2日目も同様の流れが続き、現地来場イベントの『ベッティングチャレンジ6』も盛り上がりを見せた。『ベッティングチャレンジ6』は8月中の残り3開催でも実施予定ですので、是非ご来場ください。

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次回開催は8月6(水)と8月7日(木)。『PIST6 2025 サマーステージ8月第2戦が行われる。

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