【プレビュー PIST6 2025年度⑱】初参戦の森田一郎のスピードに期待

2025.08.01

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 8月 第2戦。
 優勝経験者7名を中心にハイレベルなV争いが見込まれるが、今シリーズが初参戦となる森田一郎(埼玉・24歳)を本命視したい。125期生の卒記チャンプであり、一番乗りでS級に特進した関東期待の新星。初のPIST6でもV争いに名乗りを上げる。3度の優勝実績を誇る棚瀬義大(岐阜・25歳)は、昨年11月以来のPIST6参戦。1月よりS級に昇級し、持ち味の先行力を生かした走りを披露している。久々でも実績最上位の意地で優勝を狙う。2年3カ月ぶりの出場となる長田龍拳(静岡・24歳)は、前回4連勝で悲願の初優勝を手にしており、ここでも期待したい。

【森田一郎がPIST6初参戦】
昨年デビューした125期生の卒記チャンプであり、現在はS級で活躍している期待の新星。名門・朝日大学自転車競技部出身で、大学時代にはケイリン種目で活躍し、昨年までナショナルチームで練習を積んでいた。初のPIST6にもしっかりと適応してきそうで、優勝も十分に狙えるだろう。

【先行力抜群の棚瀬義大】
 9カ月ぶりのPIST6参戦とはなるが、参戦回数9回のうち3度の優勝経験があり、勝率は今シリーズでも断然の数字を誇る。航続距離の長さが強みで、持ち味を生かした先行勝負に持ち込めれば、久々のシリーズでもV争いに加わってきそうだ。

【長田龍拳の一発に期待】
 学生時代にはインターハイのスプリント種目で全国制覇の実績があり、現在はS級で活躍している若手機動型。恵まれた体格から繰り出す自力攻撃は光るものがあり、PIST6は前回23年ファーストクォーター ラウンド8で悲願の初優勝を飾っている。今回は2年3カ月ぶりの参戦だが、積極果敢に攻めて連続Vを目指す。

その他には優勝経験者で地元の鈴木浩太(千葉・28歳)、山田駿斗(千葉・21歳)、常次勇人(大阪・23歳)など先行を得意とする選手が多く揃っており、予選から主導権争いが激化しそうだ。

 

©日刊プロスポーツ新聞社

出場選手一覧はこちら