【プレビュー PIST6 2025年度⑰】無敗のホープ久田朔がV筆頭
2025.07.29

今シリーズはPIST6 2025 8月 第1戦。
勢いのある若手機動型を中心に好メンバーが集結するが、3開催連続完全V中の久田朔(大阪・21歳)が今シリーズの主役を担う。PIST6ではここまで無敗なだけに、連勝をさらに伸ばせるかが注目だ。優勝経験はないが、抜群の先行力を誇る林昌幸(愛媛・22歳)も優勝候補の一角。3連続で決勝まで勝ち進んでいて、今回こそ初優勝を目指す。今シリーズで唯一のS級1班である岡本総(愛知・37歳)の一発も侮れない。前回7月 第1戦では2次予選で初勝利を挙げ、初出場ということを感じさせない走りを披露していただけに、さらなる上位進出があってもいいだろう。
【久田朔が連勝を伸ばす】
昨年デビューした期待のホープで、現行競輪では6月にA級2班に特別昇班を果たした。PIST6は今年1月に初参戦し、現在12連勝中と負け知らず。前回7月 第2戦では苦戦を強いられながらも、持ち前のトップスピードを発揮し完全優勝を飾っており、今シリーズでも連勝を伸ばしたい。
【林昌幸が逃走劇を披露】
現行競輪では7月から1年ぶりにS級2班に昇級した若手有望株。ケレン味のない先行力がストロングポイントで、PIST6でもその積極果敢な仕掛けを披露している。特に近況は成績が急上昇中で、3開催連続で決勝進出を果たしている。今シリーズでもペースで駆けられれば初Vのチャンスは十分だろう。
【岡本総の総合力に期待】
現行競輪ではS級1班の追込型として活躍しているが、中部地区プロ自転車競技選手権大会のスプリント優勝など自転車競技の実績も豊富な選手。前回は初出場ながらも初勝利を含めた3度の確定板入りがあり、決勝進出まであと一歩のところまで迫っている。今シリーズでは前回以上の活躍が見込めそうだ。
その他には2開催連続で失格と悔しい思いをしている木村皆斗(茨城・23歳)や、地元の原田亮太(千葉・29歳)ら優勝経験者の意地にも期待してみたい。近況好調な福元啓太(大阪・28歳)、青木瑞樹(岡山・25歳)らも侮れない存在だ。
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