【レビュー PIST6 2025年度⑯】中島詩音が圧巻の先行逃げ切りでV9

2025.07.27

レース,選手

PIST6 2025 7月 第4戦は7月27日(日)に最終日が開催された。
決勝戦には根田空史、中島詩音の2名が3連勝で勝ち上がりを決め、20代、30代の6選手が顔を揃えた。実力者揃いの決勝戦は、根田との激しい主導権争いを制した中島が先行逃げ切りで9度目の優勝を飾った。

決勝戦のスタートポジションは先頭から中島、根田、三好恵一郎、真船圭一郎、川上隆義、浮島知稀。レースは残り3周で浮島が上昇するが、根田がその動きに合わせて動く。ペーサーが退避すると、中島と根田が激しく踏み合う。根田が残り2周手前で再度スパートするが、中島がこれを合わせ切る。残り1周を過ぎても中島のペースが落ちることなく、三好、浮島の追撃を振り切って1着でゴールした。

「(優勝できて)すごく嬉しいです。(決勝戦は)残り3周で根田(空史)さんが見えて、ここで出させてしまったら自分が後方になってしまうので突っ張った。そこで誰かがきてくれればと思っていたが、先行争いが長引いてしまった。最後は脚が残ってなかったので、逃げ切れて良かった。体の状態も良くなってきて、弥彦記念に向けて練習をしてきた成果が今になって出てきたと思う。PIST6ではまた優勝できるように頑張りたい」

 決勝戦は残り3周から根田と踏み合う意外な展開となったが、その主導権争いを制しただけでなく、後続にまったく詰め寄る隙を与えない完璧なレース運びで、昨年12月以来9度目の頂点に輝いた。現行競輪も含めて今後のさらなる活躍に期待したい。

『PIST6夏まつり2025が開催された』
 今シリーズは『PIST6夏まつり2025』として、26日には『向日葵太鼓』による和太鼓イベントが行われた。その他にもPIST6屋台や、PIST6クイズスタンプラリーなどの多数のイベントが行われ、夏休み期間中の土日ということで両日ともに多くの家族連れで賑わいをみせた。また1着当てクイズも行われ、選手に向けて子供たちから大きな声援が送られた。

                        ©株式会社日刊プロスポーツ新聞社

DSC02257.JPG

次回開催は8月3(日)と8月4日(月)。『PIST6 2025 サマーステージ8月第1戦が行われる。

PIST6 2025サマーステージ 7月第4結果はこちら