【プレビュー PIST6 2025年度⑩】実績最上位の河端朋之がV争いをリード
2025.06.04

今シリーズはPIST6 2025 6月 第2戦。
優勝経験者5名を中心に、力をつけている若手機動型が多く揃っている印象のシリーズだが、優勝回数15回と他を大きくリードしている河端朋之(岡山・40歳)がV最有力候補だろう。これまでに3度のV経験がある鈴木浩太(千葉・28歳)が実績面では次ぐ存在で、地元戦で強敵撃破に燃える。優勝回数は1度のみであるが、準優勝5回と表彰台の常連である依田翔大(山梨・26歳)もV候補の一角だ。豊富な経験とレースセンスの高さを生かして11カ月ぶりの頂点を目指す。
【河端朋之が仕切り直しの一戦】
最多優勝回数、連勝記録、唯一のタイムトライアル9秒台と様々な記録を保持しているPIST6の絶対王者。前回4月 第2戦では決勝戦で3着に敗れ、連勝記録は63でストップしてしまったものの、そのうっ憤を晴らして今シリーズから再出発を図る。
【鈴木浩太が久々のVへ】
現行競輪では昨年10月に特別昇級を果たし、現在はS級2班で活躍している地元の若手ホープ。またPIST6でも3度の優勝経験がある。前回3月 第4戦では準決勝で3着に敗れ、5開催連続での決勝進出は逃したものの、シリーズ3勝を挙げる活躍を見せた。ここでも地元で1年5カ月ぶりのVを狙う。
【レース巧者の依田翔大に期待】
昨年7月に悲願の初優勝を達成し、優勝回数はその1回のみだが、10度の決勝進出があり、準V5回を含む7度の表彰台入りがある。持ち前のダッシュ力を生かしたまくりと、巧みなレースセンスを武器に活躍している若手選手で、今シリーズでも期待できそうだ。
また山田駿斗(千葉・21歳)、藤原俊太郎(岡山・29歳)といった優勝経験者や、前回初の表彰台入りを果たした遠藤拓巳(香川・25歳)、高橋舜(宮城・24歳)など20代の若手機動型の台頭も十分で、白熱したレースが続きそうだ。
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