4th Quarter PIST6 カップ1プレビュー
2022.12.07

今シリーズは「PIST6 Championship 2022-23」フォースクォーター PIST6カップ1。
A級選手のみの参戦となるが、PIST6最年少チャンピオンの木村皆斗(茨城・21歳)や2度の優出経験がある石塚慶一郎(和歌山・20歳)、高い先行力を備える木村佑来(宮城・21歳)といった活きのいい若手が出場し激戦模様だ。
【実績で群を抜く木村皆斗】
現行競輪では今期4Vを飾っており、今シリーズの中でも力上位の存在。PIST6でも雨谷一樹や河端朋之といった名だたる強豪を破りSA混合シリーズで3Vを果たすなど、実績では頭一つ抜けている。機動力はさることながら、クレバーな立ち回りを最大の武器としており組み立ての巧さは一級品。抜群のレースセンスを生かして最多タイとなる4Vを目指す。
【競技経験を生かす石塚慶一郎】
競輪選手の父(正浩・引退)と石塚輪太郎を兄に持つ競輪一家のサラブレッド。高校時代にはスクラッチでインターハイや国体で上位の成績を残すなど競技適正は十分。近況は準決勝が壁になっているが、過去には2度の優出を果たしており表彰台まであと一歩のところまで迫っている。戦法の幅が広く狭いコースも迷いなく走れることが魅力。
【先行力は随一の木村佑来】
今シリーズの中でも積極性は一番。落車による怪我の影響で低迷していた時期もあったが、近況は徐々に復調しており本来の状態に戻りつつある。前回のフォースクォーター ラウンド1では先行して1次予選と2次予選で連勝を決めており、持ち味を発揮できれば強いタイプ。まだ優出こそないがポテンシャルの高さを考えれば一気に初優勝を飾っても不思議ではない。
その他にはグランプリ覇者の太田真一(埼玉・47歳)、競技実績豊富な前反祐一郎(広島・49歳)、地元千葉の御大である宮倉勇(千葉・58歳)などのベテラン勢も多数参戦する。まだまだタテ脚は健在で闘志は消えておらず、巧みな技と経験値の高さを生かして今シリーズを盛り上げる。
©日刊プロスポーツ新聞社
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