「フォースクォーター」ラウンド1プレビュー

2022.11.16

レース,選手

 11月20日(日)~21日(月)の2日間に渡って、千葉市にあるTIPSTAR DOME CHIBA(旧千葉競輪場)で競輪の250競走(通称:PIST6)が開催される。

 今シリーズは「PIST6 Championship 2022-23」フォースクォーター ラウンド1。出場する36名の中で、最も注目すべきは唯一優勝経験のある藤井昭吾(滋賀・36歳)。その他には準V経験のある鈴木陸来(静岡・26歳)や小佐野文秀(山梨・46歳)、TTで持ちタイム上位の今藤康裕(岐阜・37歳)、若干20歳の若手ホープである石塚慶一郎(和歌山・20歳)などが参戦して開催を盛り上げる。



【最大の注目選手は藤井昭吾】



 シリーズリーダーは2度の優勝実績を誇る藤井昭吾。前回はサードクォーター ラウンド7に参戦し、3Vを誇る木村皆斗や世界選手権銀メダリストの河端朋之を相手に堂々の表彰台入りを果たした。しばらく優勝からは遠ざかっているが、高い機動力を生かした競走スタイルは安定感が抜群で軸で狙いやすい選手だ。

【持ちタイム1位は今藤康裕】



 開催の行方を占う上で重要になってくるのが、前検日に行われるタイムトライアル測定。今節出場選手の中でトップの持ちタイム10秒217を叩き出しているのが今藤康裕だ。これまで6度参戦して決勝進出は1度だけと若干物足りない印象だが、純粋なスプリント勝負になれば本領を発揮できそう。優勝争いに加わる力は十分にある。

【石塚慶一郎がダークホース】



 今シリーズのダークホースとなりそうなのは石塚慶一郎。ピスト6では3戦してすでに2度の優出と250バンクへの高い適性は証明済み。高校時代に培ったスクラッチでの経験を生かして狭いコースも臆することなく走れることが持ち味。縦横無尽の走りで初戴冠を目指す。

 そのほかには、現行競輪で実績あるS級1班の椎木尾拓哉(和歌山・37歳)や、G1タイトルホルダーの合志正臣(熊本・45歳)なども登場。更に、マウンテンバイクで世界を股にかけて活躍していた猪俣康一(愛知・46歳)が初出場するなど、注目ポイントは目白押し。
 なお、20日は一次予選と二次予選、21日には準決勝と決勝戦が行われる。


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