【プレビュー PIST6 2025年度⑳】V10を目指す黒瀬浩太郎が中心
2025.08.15

今シリーズはPIST6 2025 8月 第4戦。
PIST6で3開催連続完全優勝を果たしている黒瀬浩太郎(広島・25歳)が今シリーズの主役だろう。現行競輪でも2場所連続で決勝進出中と好調を維持しており、持ち前のダッシュ力で他を圧倒する。優勝経験者の三浦翔大(宮城・35歳)は6カ月ぶりの参戦。5月防府で落車し状態面が懸念材料ではあるが、底力に期待したい。初出場から4連続で優参している遠藤拓巳(香川・25歳)もV候補の一角で、今シリーズこそ初の頂点を狙う。
【黒瀬浩太郎のスピードが断然】
現行競輪ではS級2班に在籍し、4月伊東でS級初優勝を達成。その後もFI戦で4度の優出と着実に力を付けている広島の若手機動型。PIST6では抜群のダッシュ力を生かした仕掛けで白星を量産しており、今年に限れば3度の完全優勝を含め、16戦15勝と圧倒的な成績を残している。今シリーズもスピードの違いを見せつけて、V10を目指す。
【久々の参戦となる三浦翔大】
PIST6の初期から参戦し、優勝1回を含めた6度の表彰台経験がある。5月防府でゴール後落車しそこから欠場が続いているだけに、復帰戦の今シリーズで状態をどこまで戻せているかがカギとなる。万全ならばV級の力があるので、軽視はできない。
【遠藤拓巳の初Vに期待】
125期生の在所ナンバーワンであり、現行競輪ではA級1班として安定した成績を残している香川のホープ。PIST6では学生時代に培った豊富な競技経験を生かし、16戦10勝。また出場した4開催すべてで決勝進出を果たしている。特に直近の2開催はともに表彰台入りと優勝にあと一歩のところに迫っており、今シリーズこそ初Vを奪取する。
その他にも安倍大成(埼玉・26歳)、河村雅章(東京・42歳)などの優勝実績のある精鋭や、表彰台経験を有している浮島知稀(群馬・25歳)、尾方祐仁(岐阜・21歳)ら若手S級レーサーも侮れないだろう。
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