【プレビュー PIST6 2025年度⑯】白星量産中の根田空史がV筆頭格

2025.07.23

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 7月 第4戦。
 現行競輪ではS級トップクラスで活躍する選手から初出場の若手まで個性派揃いのシリーズだが、9度の優勝実績を誇る根田空史(千葉・36歳)がV争いをリードする。現在PIST6では10連勝中と白星を量産しており、今節も連勝を伸ばせるかに期待が掛かる。優勝回数8回と実績面で次ぐ中島詩音(山梨・27歳)が対抗格。現在は3連続優出中で、前回6月 第4戦では黒瀬浩太郎に敗れたものの、準Vと好成績を収めた。優勝は1度のみだが、ダッシュ力では安倍大成(埼玉・26歳)も見劣りはしない。前回4月 第4戦ではタイムトライアルで1番時計を叩き出すなど状態は上向きで、久々のVも狙える。

【地元の根田空史がシリーズリーダー】
PIST6ではこれまでに9度の優勝経験を持つ地元千葉のエース。前々回の6月 第1戦では2開催連続での完全優勝を達成し、補充参戦だった前回を含め、現在10連勝中。現行競輪でもG2サマーナイトフェスティバルでは2次予選Bで白星を挙げ、準決勝に進出するなど成績は上向きで、今シリーズをけん引する。

【中島詩音の機動力に期待】
 PIST6では航続距離の長さを生かしたロングスパートで8度の優勝実績がある若手機動型。近況は現行競輪でも復調気配を見せているだけでなく、前回6月 第4戦では1次予選で優勝経験者の篠田幸希と激しい主導権争いを制して2着に逃げ粘るなど動きが良かっただけに、今回も期待してみたい。

【安倍大成が返り咲きを目指す】
 持ち前のトップスピードが魅力の若手。PIST6での優勝は1度のみだが、準優勝5回を含め、表彰台経験は豊富だ。近況は3連続でタイムトライアル10秒2台のタイムを叩き出すなど状態は上向きなので、久々の優勝があってもいいだろう。

その他には優勝経験者の椎木尾拓哉(和歌山・39歳)、藤原俊太郎(岡山・29歳)らも参戦予定。また、細中翔太(岡山・26歳)、田中会心(熊本・24歳)、長谷川裕一(愛知・39歳)の3名が今回初出場を迎える。特に細中は自転車競技経験が豊富で初参戦でもV争いに加わってきても不思議ではない。

出場選手一覧はこちら