【プレビュー PIST6 2025年度⑮】勝率リードの岩井芯に期待も混戦模様

2025.07.13

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 7月 第3戦。
 優勝経験者6名を始め、若手からベテランまで実力者が集結したシリーズだが、出場選手の中で勝率が6割台と他を大きくリードする岩井芯(岐阜・20歳)がシリーズの主役だろう。対抗格は原田翔真(和歌山・24歳)か。前回6月 第3戦は堀江に次ぐ準優勝と好成績を収め、近況は3開催連続で決勝まで勝ち進んでいる。3月 第2戦で初優勝を飾った地元の山田駿斗(千葉・21歳)も直近4開催で3度の決勝進出と安定した成績を残しており、2度目の優勝が狙えそうだ。

【岩井芯のパワーが優る】
 昨年デビューした125期生で現行競輪ではA級2班として今年7度の優勝を手にしている。PIST6は昨年9月に初出場し、決勝戦で圧巻の逃走劇で初優勝を奪取すると、10月 第1戦では完全優勝を達成。近況は優勝から遠ざかっているが、出場6回のうち5度の優出があり、ここでもV争いの中心となってくるだろう。

【安定感あふれる原田翔真】
 昨年10月に悲願の初優勝を飾り、今年に入ってからの3開催はすべてで決勝進出を果たしている若手機動型。7月からA級降格とはなったが、前期には初のS級戦を経験し、勝ち上がり戦での白星も含め9勝を挙げた。PIST6では先行、まくりだけでなく、レース展開に応じて柔軟に立ち回れる器用さがあり、9カ月ぶりのVがあってもいいだろう。

【山田駿斗が地元の意地を見せる】
 今年1月からPIST6に参戦し、3度目の出場となった3月 第2戦にて初決勝で初優勝を飾った地元期待の若手。続く4月 第2戦こそ決勝には進めなかったが、近況の4開催で3度の決勝進出、2度の表彰台入りと実力を付けている。上位陣の力が拮抗している今シリーズならば、展開次第では2度目の優勝も狙えるだけの力はある。

その他には河村雅章(東京・42歳)、藤井昭吾(滋賀・39歳)、東矢昇太(熊本・39歳)ら優勝経験者の意地にも期待してみたい。また連続優出中の森本桂太郎(愛媛・26歳)、斉藤樂(宮城・23歳)などの若手から、大ベテランの市本隆司(広島・53歳)まで個性豊かなメンバーが揃っており、予選から見逃せない戦いが続きそうだ。

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