【レビュー PIST6 2025年度⑭】久田朔が3連続完全Vを達成

2025.07.13

レース,選手

PIST6 2025 7月 第2戦は7月13日(日)に最終日が開催された。
決勝戦には久田朔、滝本幸正の2名が3連勝で勝ち上がりを決めて、20代、30代の6名が顔を揃えた。大激戦の決勝戦は、久田が3連続完全優勝を飾った。

決勝戦のスタートポジションは先頭から瀧川幸広、滝本、神開一輝、久田、村田瑞季、渡辺正光。レースは残り3周のペーサー退避に合わせて渡辺が先頭に立つ。残り2周半付近から瀧川が飛び出して先行態勢に入り、残り2周で加速すると後続と車間が空く。5番手に置かれた久田は、残り2周手前から仕掛け始め、残り1周付近で2番手に入るが、すかさず前へと踏み込んで、逃げる瀧川に最終2センターで並び掛けると、直線では久田を追った村田の追撃を振り切って1着でゴールした。

「(3連続完全優勝だが)連勝は特に意識していなかったし、本当にたまたまです。今回は相手に警戒されて動きにくいシーンが多く、準決勝が繰り上がりでの1着で、(失格した菅野航基に)負けているので、ツキがあっただけだと思います。予選、準決勝もかなり焦ったので、決勝戦は自分の走りができたらと思っていたので、それで優勝できて良かったです。次回も木村(皆斗)さんや、林(昌幸)さんなど強敵が揃っているので頑張りたいです」

 今シリーズは今まで優勝した2開催とは違い、予選、準決勝でヒヤッとする場面もあったが、運も味方に付けて3連勝で勝ち上がると、決勝戦では同期の瀧川の先行をしっかりと捕らえて3度目の優勝を手にした。PIST6では連勝を12まで伸ばし、未だ負けなし。この連勝がどこまで続くのか楽しみだ。

『準決勝では波乱が続いた』
 今シリーズは1次予選すべてで1番車が勝利し、2次予選も人気の決着が続いた。しかし準決勝Aで人気の皿屋豊が5着に敗れ、今節初の万車券が飛び出すと、準決勝B、Cでは1着到達した菅野航基、河端朋之が失格となり、準決勝Cでは2車単で20万円台の特大配当が飛び出した。また今回は初出場の選手が3名参戦。決勝まで勝ち上がった瀧川を始め、3名全員が連対を果たしており、今後の活躍が楽しみだ。

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次回開催は7月22(火)と7月23日(水)。『PIST6 2025 サマーステージ7月第3戦が行われる。

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