【プレビュー PIST6 2025年度⑭】スピード断然の河端朋之がV筆頭格

2025.07.06

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 7月 第2戦。
 優勝経験者6名を中心にハイレベルな優勝争いが見込まれるが、PIST6最多である16度の優勝を誇る河端朋之(岡山・40歳)がV最有力候補だろう。対するは2開催連続完全優勝と現在PIST6で負けなしの久田朔(大阪・21歳)。絶対王者を相手にその力がどこまで通用するのかは最大の見どころとなりそうだ。約1年ぶりの参戦となる村田瑞季(京都・28歳)も2連続V中で、通算5度の優勝経験がある。久々の参戦でも優勝争いに名乗りを上げそうだ。

【スピードで優る河端朋之】
長らくナショナルチームで世界を相手に活躍し、現行競輪でもグレードレース戦線を中心に活躍している。PIST6ではこれまでに16度の完全優勝があり、63連勝という連勝記録を持つ。仕切り直しの一戦となった6月 第2戦は、終わってみれば力の違いを見せつけての4連勝を飾っており、今シリーズでも優勝が期待される。

【勢いに乗る久田朔が強敵撃破へ】
 1月よりPIST6に参戦し、圧巻の完全優勝で鮮烈デビューを飾った若手有望株。現行競輪では、6月に行われたレインボーカップを制して、A級2班に特別昇班を達成。さらに昇班初戦の富山で準優勝と好成績を収めるなど勢いに乗っており、今シリーズでは強敵を撃破し、3連続優勝があっても不思議ではない。

【久々の登場となる村田瑞季】
 巧みな立ち回りと持ち前の持久力を生かした走りで5度のV経験を誇る若手機動型。現行競輪では今期からA級降格となったが、前期までの2年間S級の舞台を経験した。PIST6は2開催連続で優勝を手にしており、久々の参戦でも持ち味を生かした競走ができれば、3連続での優勝があってもいいだろう。

優勝こそ手にできていないが、決勝進出回数13回と多い皿屋豊(三重・42歳)の初Vのチャンスは十分。また荒川仁(千葉・27歳)、望月一成(静岡・28歳)、山田義彦(埼玉・38歳)ら優勝経験者の意地にも期待したい。

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