【プレビュー PIST6 2025年度⑫】スピードで優る黒瀬浩太郎が中心も激戦必至
2025.06.22

今シリーズはPIST6 2025 6月 第4戦。
優勝経験者8名を中心に実績のある精鋭が集結するシリーズだが、8度の優勝回数を誇る黒瀬浩太郎(広島・25歳)が優勝候補の筆頭格。ここでも抜群のスピードを発揮し、V争いをリードする。通算6Vと実績面で次ぐ木村皆斗(茨城・23歳)は、現行競輪でS級初優勝を達成したばかりの注目株で、その勢いに乗ってPIST6でも久々の頂点を目指す。2開催連続で完全優勝を果たしている篠田幸希(群馬・26歳)もV候補の一角。その機動力はトップクラス相手でも見劣りはしないので、好メンバー揃いの今節でもVが狙えるだろう。
【黒瀬浩太郎がスピードで圧倒】
PIST6の参戦回数17回のうち優勝回数8回を誇る広島期待の若手。昨年2月以降、決勝戦での表彰台は一度も外しておらず、安定感は抜群だ。現行競輪でも5月防府で決勝進出を果たすなど、徐々に頭角を現してきており、今シリーズでも圧倒的なトップスピードを生かした仕掛けで他を一蹴する。
【勢いに乗る木村皆斗の一発】
2月にS級2班に特進を果たし、昇級後は5月岸和田での完全優勝や、5月武雄G3で決勝進出するなど勢いに乗る若手。PIST6ではこれまでに6度の優勝があるが、久しぶりの参戦となった5月 第1戦では2次予選で失格と悔しい思いをしただけに、今シリーズではそのうっ憤を晴らす。
【2連続完全V中の篠田幸希】
現行競輪では3月前橋G3でグレードレース初の決勝進出を果たした群馬期待の星。自転車競技経験が豊富で、PIST6では根田空史や雨谷一樹などの強豪を相手に2開催連続で完全優勝を飾っている。実力者揃いの今シリーズでもその力を発揮し、3連続Vを狙う。
また優勝経験者の中島詩音(山梨・27歳)、雨谷一樹(栃木・35歳)、山田義彦(埼玉・39歳)といった複数回の優勝経験がある選手たちや、悲願の初優勝を果たしたばかりの地元の原田亮太(千葉・28歳)も優勝争いに絡んできそうだ。
©日刊プロスポーツ新聞社
出場選手一覧はこちら