【レビュー PIST6 2025年度⑦】松崎広太が6度目の完全Vをゲット

2025.05.18

レース,選手

PIST6 2025 5月 第3戦は5月18日(日)に最終日が開催された。
決勝戦には松崎広太、塩島嵩一朗の2名が3連勝で勝ち上がりを決めて、123期以降の若手5名とベテランの佐藤友和の6名が顔を揃えた。動ける選手が揃った決勝戦は、松崎広太が先行逃げ切りで6度目の完全優勝を手にした。

決勝戦のスタートポジションは先頭から塩島、中原航大、山田駿斗、佐藤、松崎、依田翔大。レースは残り3周でペーサーが退避し、残り2周半手前から5番手の松崎から動き出す。塩島もペースを上げて応戦するも、残り1周半手前で松崎が先頭に立つ。後方からは山田がまくり上げるが進みは鈍く、残り半周で依田が前へと踏み込んで松崎に迫るも、松崎が振り切って1着でゴールした。

「今までで一番厳しいレースだと思っていたので、なんとか優勝できたという感じです。(決勝戦は)後ろが依田(翔大)君で警戒しなければならないし、一番前が塩島(嵩一朗)君で駆けられるとまずいので、山田(駿斗)君がいかなければ自分が動こうと思っていた。先に前に出てうまく依田君に脚を使わせることができたと思う。最終2コーナーからは必死で踏み切りました。(今節は同級生が多く)いい刺激を貰って走ることができた。来月は堀江(省吾)さんと一緒なので、また勝てるように頑張りたい」

 今シリーズは予選から強豪と対決する場面も多く、苦戦を強いられながらも3連勝で勝ち上がると、同期や同級生が多く揃った決勝戦では、残り2周半からの圧巻のロングスパートを決めた。これで6回目の完全優勝を達成したが、今後も優勝回数を積み重ねていきそうだ。

『123期以降の若手が躍動』
今シリーズもやはり若手の活躍が目立つ開催となった。特に印象的だったのは中原航大で、これまでは準決勝敗退が続いていたが、4度目の参戦で待望の初優出を果たした。また決勝進出は逃したが、出口謙一郎はタイムトライアル33位であったものの、予選を見事に連勝し底力を見せつけた。

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次回開催は5月26(月)と5月27日(火)。『PIST6 2025 スプリングステージ5月第4戦が行われる。

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