【プレビュー PIST6 2025年度⑦】V量産中の松崎広太の機動力がリード

2025.05.08

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 5月 第3戦。
これまでに5度の完全優勝があり、2連続完全V中の松崎広太(茨城・25歳)がシリーズの中心となる。今回も持ち前の機動力で他を圧倒しよう。対するは、前回4月 第4戦で初Vを飾った塩島嵩一朗(神奈川・25歳)。伸び代十分な若手ホープで、2開催連続でのVがあってもいい。迎え撃つ地元勢からは、優勝経験者の山田駿斗(千葉・21歳)が登場。前回4月 第2戦では惜しくも決勝進出を逃しているだけに、決勝戦まで勝ち進み、2度目の地元Vを目指す。

【松崎広太が機動力でねじ伏せる】
自転車競技経験が豊富で、学生時代では主に中長距離種目で活躍してきた。現行競輪では近況は準決勝止まりが続いているものの、1月からS級に初昇格したばかりの好素材だ。PIST6では、持ち前の持久力を生かしたロングスパートを得意としており、これまで5回の完全優勝がある。今シリーズでも他の抵抗を力でねじ伏せるのか注目だ。

【前回初Vの塩島嵩一朗の勢いを重視】
昨年デビューしたばかりの125期生で、現行競輪では昨年11月に特別昇班を達成。昇班後も6度の優勝と力の違いを見せつけている。PIST6では、2月 第3戦で決勝戦に勝ち進み3着と表彰台入りを果たすと、4月 第4戦で初の頂点に輝いた。秀逸なダッシュ力を武器に、2開催連続でのVを狙いたい。

【山田駿斗が2度目の地元Vへ】
現行競輪ではA級2班で現在93点台の競走得点を誇る地元千葉の若手レーサー。PIST6には今年1月から参戦し、3月 第2戦はタイムトライアルで好タイムを叩き出して1位で通過すると、準決勝こそ先行して2着も、シリーズ3勝を挙げて初Vを勝ち取った。しかしながら、優勝経験者として挑んだ4月 第2戦で準決勝3着と悔しい思いをしただけに、ここでうっ憤晴らしといきたい。

優勝経験者からは依田翔大(山梨・25歳)、望月一成(静岡・28歳)、河村雅章(東京・42歳)も参戦。その他にも前回3連勝で初の決勝進出を果たした橋谷成海(埼玉・25歳)や、現行競輪ではS級1班として活躍している佐藤友和(岩手・42歳)など若手からベテランまで好メンバーが揃っており、予選から激戦となってきそうだ。

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