【プレビュー PIST6 2025年度⑤】黒瀬浩太郎がV筆頭も激戦必至
2025.04.28

今シリーズはPIST6 2025 5月 第1戦。
3月に行われたPIST6 SPECIAL MATCHを制し、7度目のVを手にした黒瀬浩太郎(広島・25歳)が優勝候補の筆頭格。持ち前のスピードで他を圧倒し、今シリーズでも優勝回数を伸ばすのか注目となる。対するは、1年2カ月ぶりの参戦となる木村皆斗(茨城・23歳)。これまでに6度の優勝と黒瀬とそこまでの差はなく、久々の参戦でも優勝を狙えそうだ。前回4月 第2戦の決勝戦では積極策に出て準Vと好成績を残した林昌幸(愛媛・22歳)も侮れない存在で、今シリーズではV候補の一角を担うに違いない。
【スピード上位の黒瀬浩太郎】
4月伊東ケイリンアドバンスにて3連勝でS級初優勝を飾った成長著しい若手ホープ。PIST6では超豪華メンバーが集まった3月 第4戦で完全優勝を達成し、7度目の優勝を手にした。そのスピードは今シリーズでもずば抜けており、勢いそのままに8回目の頂点を目指す。
【久々のVを狙う木村皆斗】
PIST6では6度の優勝経験がある若手で、現行競輪では1月にA級に降級したものの、12戦11勝と驚異的な強さをみせて2月に特進を果たし、昇級後も3月別府、4月松阪で決勝進出と好調を維持している。今回は1年2カ月ぶりの参戦となるが、これまでの実績と現行競輪での充実ぶりを考慮すれば、V争いに加わってくることは間違いないだろう。
【林昌幸の逃走劇に期待】
3度目の参戦となった4月 第2戦では準決勝で優勝経験者の神田龍らを相手に積極果敢に攻めて逃げ切り勝利をつかむと、決勝戦でも先行勝負を披露。ゴール直前で根田空史に交わされたものの、持ち味を生かした仕掛けで準Vと初の決勝戦で好レースをみせた。今シリーズでも自分の得意パターンに持ち込めれば、初Vがあっても不思議ではない。
また、125期の在所ナンバーワンである遠藤拓巳(香川・25歳)は、PIST6では2開催連続で決勝に勝ち進んでおり、前回以上の結果を目指す。荒川達郎(埼玉・25歳)、森本桂太郎(愛媛・26歳)、鈴木陸来(静岡・28歳)ら表彰台経験を有する選手も多数そろっていて、勢いある若手を中心に白熱したレースが展開されそうだ。
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