【プレビュー PIST6 2025年度④】混戦もダッシュ力で優る安倍大成に期待

2025.04.22

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 4月 第4戦。
優勝経験者が多数参戦も、いずれも優勝回数は1度のみと力は拮抗している。その中でも勝率面でリードする安倍大成(埼玉・26歳)に期待したい。前回3月 第4戦では未勝利に終わるも、タイムトライアルでは10秒204という好タイムを叩き出すなど復調をアピールしており、久々の頂点を狙う。稲毛健太(和歌山・35歳)は、4開催連続で決勝進出を果たすなど安定した成績を残している。展開を見極めての好スパートで2度目のVがあってもいいだろう。優勝実績はないが、3度目の参戦にして初の決勝戦で3着と表彰台入りを果たした塩島嵩一朗(神奈川・25歳)の勢いも十分でV争いに加わってきそうだ。

【ダッシュ鋭い安倍大成が軸】
持ち前のダッシュ力を生かした仕掛けを得意とする若手機動型。前回3月 第4戦ではタイムトライアルで10秒204という好タイムを叩き出したが、レースでは予選はともに2着と白星を手にできず、準決勝も4着で敗退と悔しい思いをした。しかしながら2月 第2戦では準優勝があり、今シリーズでは勝率面で一番であるので、V争いの中心となってくるだろう。

【4連続優出中の稲毛健太の一発】
 ナショナルチームに在籍した経験があり、和歌山のスピードレーサー。PIST6では昨年2月に完全優勝を飾っている。また直近の4開催ではすべて決勝までコマを進めていて安定感は一番か。長らくS級の舞台で活躍する実力者がその意地をみせて2度目の優勝を目指す。

【ルーキーの塩島嵩一朗が初Vへ】
学生時代にはインターハイのケイリンや、インカレのチームスプリントなどで日本一に輝くなど競技実績豊富なルーキーで、現行競輪ではA級1・2班戦で5度の優勝を飾っている。PIST6では初の決勝進出を果たし、決勝戦でも3着に入る活躍をみせており、さらなる高みを目指す。

また、優勝経験者では地元の荒川仁(千葉・26歳)や、原田翔真(和歌山・24歳)、依田翔大(山梨・25歳)も参戦。その他にも前回のタイムトライアルで自己ベストを更新した保田浩輔(岡山・25歳)や、前回予選連勝の高橋舜(宮城・24歳)など若手中心に好メンバーが揃っており見逃せない戦いが続きそうだ。

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