【レビュー PIST6 2024年度③】神田龍が鮮やかなまくりで2度目のV

2024.04.21

レース,選手

PIST6 2024 4月 第3戦は4月21日(日)に最終日が開催された。決勝戦には優勝経験者の3名に加えて、123期の新鋭2名、初優出の神開一輝が顔を揃えた。
高レベルな駆け引きが繰り広げられる中、一瞬のチャンスを逃さずまくりを放った神田が2度目のVを達成。2着には終始追走した依田翔大が続き、後方から追い込んだ神開が3着に食い込んだ。

決勝戦のスタートポジションは先頭から斉藤樂-神開一輝-神田龍-依田翔大-山根将太-三浦翔大。レースは残り3周過ぎに山根が上昇して先頭に立つ。2番手は内に飛び付いた斉藤と、外に三浦で並走になる。山根のペースが一瞬緩むと、後方から神田がロングスパート。残り半周で山根を捕らえた神田が、勢いそのままに押し切った。

「皆勢いある若手で、ちょっと厳しかったんですけどね。まあ何とかいけました。(3コースからのスタートでしたけど)皆動く人ばっかりだったので、ちょっと一回落ち着いてから行こうと思っていました。(ラスト1周の勝負で前に山根がいたが)カカっているかなって思って、ドキドキしながら行ったんですけど、行けて良かったです。(完全優勝については)出来すぎかなって感じです。来月も来るので一生懸命頑張ります」

 これで2023年3月のエクストラステージラウンド7以来となる、約1年ぶり2度目の優勝。勢いある若手を封じて価値ある栄冠を勝ち取った。次節は現行競輪で伊東FⅠが控えており、弾みをつけられるか注目したい。

『若手の活躍が光った今シリーズ』
 また、今シリーズはS級1班の佐藤友和や皿屋豊など数多くの実力者が集結したが、決勝戦には123期の斉藤、依田が進出。2日目のナイトに行われた順位決定戦Eでは出口謙一郎が山田義彦と佐藤友和の2人を打ち破るなど大いにレースを盛り上げた。

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次回開催は4月29日(月)と4月30日(火)。『PIST6 2024 スプリングステージ 4月第4戦が行われる。

PIST6 2024 スプリングステージ 4月第3戦結果はこちら