【プレビュー EX④】実力者が多数参戦し混戦模様

2023.02.20

レース,選手
今シリーズは『PIST6 Championship 2022-23』EXTRA STAGE ラウンド4。

中心は4度の優勝を誇る伊藤信(大阪・39歳)。実績次ぐ堀江省吾(長野・25歳)、佐藤幸治(長崎・37歳)、曽我圭佑(熊本・28歳)の3名が対抗格となりそうだ。前回初優出で表彰台入りを果たした木村佑来(宮城・21歳)、積極性が高い原田亮太(千葉・26歳)も上位圏内だ。

【復権を狙う伊藤信】
PIST6が誇るスピードスターで、Season0 ラウンド9から4連覇を達成。その後は準決勝敗退が続いていたが、前回の4th Quarter ラウンド5では表彰台入りを果たして成績も上向き傾向。現行競輪では12月の伊東記念や1月の奈良F1で5度の連対と本来のスピードある走りが戻ってきた。前場所の豊橋では着こそ振るわなかったが、連日まくりの出脚は悪くなかった。今シリーズで巻き返して、最多タイの5V達成を目指す。

【ポテンシャル高い堀江省吾】
A級2班の身でありながらSA混合シリーズで3度の優勝実績がある。前回の4th Quarter ラウンド5の決勝戦では、連勝街道を突き進んでいた根田空史を破るなどポテンシャルの高さは計り知れない。現行競輪では1月の大垣F2の決勝で単騎戦からまくって優勝を飾っており、近況も勝ち星を量産している。機動力の高さを生かした積極的な競走が持ち味で、今シリーズも大物食いを果たして2連続完全Vを狙う。

【まくりに定評ある佐藤幸治】
初参戦となった4th Quarter ラウンド4ではタイムトライアルで10秒270という好タイムを叩き出して完全優勝を果たした。前回の4th Quarter ファイナルラウンドでは前団の煽りを受けて準決勝敗退を喫したが、それでも力を見せて最後は迫っていた。近況は現行競輪でも好走を続けており、1月の和歌山記念では2勝を挙げ、前場所の小倉F1では2度の確定板入り。そのまま好調を持続していれば2度目の戴冠も十分。

その他に注目は初参戦となる121期のルーキー2名。高本和也(神奈川・25歳)は養成所時代の全ての記録会でA評価獲得と期待の新人。持久力を生かした徹底先行の競走スタイルが持ち味で、若さ溢れる走りが魅力。加藤将武(埼玉・21歳)は機動力もさることながら器用さも持ち合わせており、レース運びや多彩な戦法を取れることが強み。両者ともに潜在能力は高く初のPIST6でも期待はできる。

 c日刊プロスポーツ新聞社

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