「ファーストクォーター」ラウンド6レビュー

2022.05.09

レース,選手

PIST6 Championship 2022-23は5月5日(木・祝)と6日(金)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「ファーストクォーター」ラウンド6が行われ、鈴木浩太(千葉)が初優勝を果たした。2位は小佐野文秀(山梨)、3位には木村皆斗(茨城)が入った。

地元千葉の鈴木V、ギア変更がはまる



優勝の鈴木はタイムトライアルを1位となる10秒315で終えると、1日目の予選はいずれも1着だった。2次予選Fでは残り2周でトップに立つと、番手で迫る同じ千葉の先輩・伊勢崎彰大の追撃を許さず連勝を飾った。

2日目は準決勝Cに登場し、残り2周を切ったところで仕掛けて先頭を奪ったが、最終周回で木村の加速の前に屈して2着となり3連勝とはならなかった。決勝は5レーンからのスタートし、残り2周手前で仕掛けて先頭に立つと、最終周回は迫る小佐野と木村に対して逆転を許さず、トップでフィニッシュした。これで千葉所属選手によるPIST6優勝は1月1日、2日の「ZERO」ラウンド1を制した根田空史以来2人目。フィニッシュ直後には人差し指を突き立てて「1番」をアピールし、喜びを表現した。

表彰式では開口一番「最高ですね」と笑顔。勝因については準決勝を終えた後、4.50から4.85にギア変更したことに触れ、「それがうまくはまって、フィニッシュまで踏み切れました。デイの準決勝では(木村選手に)負けているので『決勝こそは』と気持ちが入りました」と戦いを振り返った。

2位の小佐野は7度目の参戦で過去最高成績。3位の木村は2度目の参戦で初めて決勝を戦った。予選では2021年10月2日、3日の「JAPAN HEROES」ラウンド1で2位の脇本勇希(福井)、準決勝では優勝した鈴木に勝利して存在感を示した。レース後には「悔しいです。次こそは優勝したい」と唇をかんだ20歳の今後の活躍がさらに楽しみだ。

そのほか今開催では大塚英伸(静岡)が2日目の順位戦BでPIST6初勝利。4月18日、19日の「ファーストクォーター」ラウンド6では決勝進出を果たしていたが、これまで白星は手にしていなかった。また大橋徹(栃木)、佐藤明(静岡)もそれぞれ順位決定戦で1勝目を挙げた。

次回開催は5月12日(木)と13日(金)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「ファーストクォーター」ラウンド7が行われる。またこの開催は無料開放Dayとして行われる。



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