「ファーストクォーター」ラウンド4レビュー

2022.04.25

レース,選手

PIST6 Championship 2022-23は4月23日(土)と24日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「ファーストクォーター」ラウンド4が行われ、青野将大(神奈川)が初めての優勝を果たした。決勝2着は志田龍星(岐阜)、同3着には後藤悠(岩手)が入った。

元銀行員、青野が初の頂点に



優勝の青野は、タイムトライアルを10秒476の4位で終えると、初日の予選2レースはいずれも1着で準決勝進出を決めた。2日目は準決勝Aに登場。このレースでは、師匠である小原太樹(神奈川)との「師弟対決」が実現し、弟子の青野が2着に入り、4着の小原より先着するとともに、昨年10月9日、10日の「JAPAN HEROES」ラウンド2以来となる決勝進出を決めた。

決勝は1コースからスタートし、残り3周以降トップが入れ替わる中、首位で最終周回を迎えると、そのまま逃げ切った。青野は銀行員から競輪選手にキャリアチェンジした経歴を持ち、直近の参戦では準決勝で涙をのむことが多く、決勝の舞台にはあと一歩の状態が続いていた。それだけにフィニッシュ後は力強いガッツポーズを繰り返し、初の頂点をつかんだ喜びをかみしめていた。

ラウンド4で注目の存在だった志田はタイムトライアルで、自己ベストを更新する10秒267を叩き出して好スタートを切った。予選はいずれも1着としたが、準決勝Cで2着となり、PIST6初参戦からの連勝が「10」で止まった。また決勝もラスト1周で猛追を見せたが、詰めきれず2着に終わった。

3着には初の決勝進出だった後藤が入り、PIST6最年長優勝を狙った51歳の内藤宣彦(秋田)は4着だった。

そのほか今開催では、ラモスレオ(沖縄)が初出場。キューバ人の父を持つハーフレーサーは、2日目ナイトの順位決定戦Aで初勝利を手にした。また2度目の参戦となった大谷靖茂(愛知)は、順位決定戦Dで写真判定の末に僅差を制して1勝目を挙げた。

次回開催は4月30日(土)と5月1日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「ファーストクォーター」ラウンド5が行われる。



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