曽我 圭佑

2022.03.29

インタビュー

2022年2月19日、20日に行われたZEROラウンド8で、見事優勝を果たした曽我圭佑選手。
一度目の出場後、勝利のために修正した点や、PIST6で優勝するために大切なことを伺いました。

Q1

初参戦だった1月のZERO ラウンド3では、レース前「自信があった」と話されていましたが、全体順位では17位に終わりました。そのときの気持ちを教えてください。

A1

決勝くらいは行けるなと思っていました。高校と大学で自転車競技をやっており、自信はあったのですが、実際に走ってみると上手くいかない部分も多かったです。全員が競輪選手というのもありますが、競技経験者という、アドバンテージを生かせず終わり、不甲斐ない気持ちでした。

Q2

初参戦は走路に慣れておらず不利になりやすいと聞きます。レースを重ねるごとに感覚をつかんでいくのでしょうか?

A2

2回目の参戦時は、全然違いましたね。体の使い方やコーナーの倒し方も、1回目に比べて上手くいったと思います。

Q3

2度目の出場である、2月のラウンド8では見事優勝されました。1度目の出場後、勝利のために修正した部分はありますか?

A3

ラウンド3を終えて、「もっとギアを上げたら良いかも」と感じたので、そこを調整しました。それがうまくマッチしたので結果につながったと分析しています。

Q4

走りの部分でも、一度目の反省を生かした点はありますか?

A4

初参戦時は前へ前へと踏むレースが出来ず、後方に置かれてしまいました。そこで2回目は1着が取れなくても、積極的に仕掛ければ何とかなるという意識で臨んだことが、功を奏しました。

Q5

早めの仕掛けとなると長い距離をスパートすることになりますが、不安はなかったのでしょうか?

A5

残り2周から仕掛ける場合、距離は500mくらいですし、既存競輪ではその距離でも対応できていたので不安はなかったです。またPIST6ではマシンは違いますし、ギアが掛かっているので「できる」という自信はありました。

Q6

ラウンド8では、「1次予選は自分らしい走りができたが、2次予選や準決勝は思い通りの走りができなかった」とのこと。曽我選手にとっての「自分らしい走り」とは?

A6

抑えるというより、人の後ろから仕掛けていく走りが好きなタイプなので、それが自分らしい走りです。特に1走目では上手くいったのではないでしょうか。

Q7

決勝は「作戦通りだった」と話されていましたが、優勝した瞬間の心境をお聞かせください。

A7

どんな展開でも2周目から仕掛けようと決めていました。無理やりだろうが、ゆっくりだろうが関係なく、上手くタイミングがハマりましたね。しかし、まさか自分が優勝できるとは。

Q8

250競走(PIST6)のレースで意識していることなどはありますか?

A8

1枠(最内枠)からのレースが最もキツいので、その時の組み立ては特に意識しています。下手をすると泳がされてしまいますし、人を前に出させても、そのまま流れて後方になる可能性もありますからね。一方で後ろだと前の誰かが動いてくれる可能性があり、それに付いて行ける点にメリットがあるので、比較的余裕をもってレースができます。

Q9

1枠になった時は「突っ張るなら突っ張るで」といったレースをされるのかと思っていたので意外でした。

A9

既存競輪のようにラインがあるならそうしたいです。すぐ後ろから捲られるのが嫌なんですよね。相手次第というところもありますけど…。一枠になったとしても、動く人が1人2人なら突っ張ってもいいかもしれませんが、決勝レベルとなると厳しい気がします。

Q10

PIST6はS級とA級が一緒に戦う級班混合のレース体系です。その点に戦いにくさはありますか?

A10

全然気になりませんでした。ハロン(200mタイムトライアル)のタイムで決まるようなところがあるので、級班関係なくそのタイムとレース運びを見て判断していますね。ちなみにA級の人でもいいタイムを出す人がいることを知り、脚だけではないと再確認しました。

Q11

機材は鉄製の既存競輪に対して、PIST6はカーボン製。その切り替えについて、感じていることは?

A11

理想はカーボンフレームで乗っている自転車のポジションを、既存競輪のフレームでも乗りこなせるようにしたいです。同じ寸法で自転車を作っても、それがなかなか上手くいかないですね。その点から、自分のベストが既存競輪では出せていないなと感じます。

Q12

PIST6で優勝するために大切なことありますか?

A12

精神論になってしまうのですが、気持ちの部分が大きいです。長くても2周は行くという気持ちが必要ですね。前へ前へ踏む意識があれば、良い位置も取れます。拮抗している場面で6番手だと勝ち目は厳しくなります。だからこそ、先頭に出ることへの意識を高く持つことが重要だと思っています。

Q13

昨年息子さんが生まれてから、選手として心境の変化はありましたか?

A13

家族ができたことで責任感が生まれました。良い成果を残さなくては、上位レベルで戦うこともできません。自己満足のレースではなく、最近はきちんと結果を残せるようになってきたかと思います。

Q14

父親である曽我明広選手(熊本支部・69期)、妻である福田礼佳選手(熊本支部・108期)とみなさんが選手の「競輪一家」ですが、やはり息子さんも競輪の道に進んでほしいと考えられていますか?

A14

実はあまり進んで欲しくないんですよね(苦笑)キツさはありますし、自分がしてきた苦労をさせたくないです。父が僕に「競輪をさせたくない」と言った理由が、今になっては分かるような気がします。
とはいえ、息子が挑戦したいと言ったら、まずは一番大変なことをさせてみようと思います(笑)1週間、毎日200kmを走らせるとか…そのキツイ練習を毎日やる覚悟があるかということが大事です。実際に200kmなんて僕も無理ですが、どんなにキツくてもやりたいと言うなら応援します。

Q15

優勝賞金の使い道はどうしましたか?

A15

今付けているネックレス(SEVシーカー model Ti)は賞金で買いました!家族にもそれぞれプレゼントを買いましたが、流石に賞金全部を使い切れるような豪快な人間じゃないので、残りは貯金しようと思います。僕はお金を貯めるのが好きなんです。通帳を見て自己満足に浸るのが好きなんです(笑)結婚して子どもも生まれて出費も多いですし貯金します。

Q16

福田礼佳選手にはどんなプレゼントをされたんですか?

A16

欲しがってた服をあげました。それ以外にも、バレンタインデーに凝ったものを作ってもらったので、ホワイトデーのお返しとしてゴディバを買いました。

Q17

夫婦で一緒にいる様子をTwitterでよく拝見しますが、仲が良くて素敵ですね。曽我選手は愛妻家ですか?

A17

間違いなく愛妻家です!愛妻家と言われることに、恥ずかしさはありませんね。

Q18

PIST6に出場する際、ライバルとして意識した選手はいますか?

A18

同級生の瓜生崇智(熊本支部・109期)です!瓜生とは中学・高校からの仲です。
彼はとても人柄が良く社交的で、人に好かれますね。明るくて社交的な性格は僕には真似できないところです。学校と部活がずっと一緒だったので、腐れ縁で悪友だなと思いますね(笑)

Q19

瓜生選手を対戦相手と考えるとどんな関係性でしょうか?

A19

レースはレースなので、真っ向勝負をします。レースが終わったら、そのことで笑い合いたいですね。

Q20

最後に、PIST6で曽我選手の「ココを見て欲しい!」というアピールポイントを教えてください!

A20

力強い走りが強みなので、先頭で風を切って走っている姿を見てほしいです!次回は完全優勝を目指して頑張りたいと思います!