神山 拓弥

2022.02.22

インタビュー

2022年1月22日、23日に行われたZEROラウンド4で、参戦3度目にして初優勝を果たした神山拓弥選手。
その決勝レースでの作戦や頂点に立った気持ちなどを振り返っていただきました。

Q1

PIST6には3度出場していますが、出場を重ねていく中で変化はありましたか?

A1

僕は競技経験が高校生の時しかなく、競輪ではカーボンの自転車に乗る機会がないので、最初は戸惑いもありました。250バンクを走る機会もほとんどなく、初めてに近い状態。それでも、初出場となった、2021年10月のジャパンヒーローズ ラウンド1で走り慣れたので、その後は優勝を目標にしました。3度目の出場となったZERO ラウンド4では優勝できて嬉しかったです。

Q2

3開催とも同じ栃木支部の後輩、雨谷一樹選手と一緒でした。競輪ではラインを組む「味方」ですが、この舞台で「敵」として戦うことについてどんな心境でしたか?

A2

雨谷くんとは普段、ラインで仲間として走るんですけど、PIST6はPIST6として割り切って戦っているという感じですかね。彼はやっぱりナショナルチームでの経験もあるし、走路も走り慣れてますし勝てない部分もあるんですけど。自分も回数を重ねていくことで「戦えるな」という感じはしてきています。

Q3

優勝されたラウンド4のインタビューでは「雨谷一樹選手をやっつける」と仰っていましたが、見事達成されましたね!レース後、何かお話されましたか?

A3

僕は雨谷くんと一緒の斡旋ではない方が勝てる可能性が高いので、「もう一緒はいいよ」って言ってるんですど(笑)彼の方が「リベンジさせてください」と積極的です。戦いたくない相手ですが、やるからには勝ちたいですね。

2度目の出場となった2021年12月のJAPAN HEROES シーズンファイナルでは、PIST6だとスタートの枠順が大事なので、それで負けてしまったというのがあったんですけど…。もう雨谷くんの弱点が分かったので、前回はそこを突いて勝てました。ちなみにその弱点は言えないですが(笑)

Q4

雨谷一樹選手とは、同じ作新学院高校出身ですが、お二人の仲はどうなんでしょうか?

A4

雨谷くんは学年が3つ下なので被ってはいないですけど、昔から親しみを持って接してくれます。後輩としてご飯や旅行に行ったりと、普段から僕も「愛」を持って時間をともにしています(笑)

Q5

神山選手はお客さんに対してのパフォーマンスや、出走直前にはメディアのカメラマンに絡んだりと、サービス精神に溢れていらっしゃるイメージです。

A5

PIST6は演出や会場の雰囲気などが本当に素晴らしいと感じています。だからこそ、僕のパフォーマンスで新しくファンが生まれて、盛り上がっていけば、とても良いことだな、と。「ただ走れればいいや」という気持ちではなく、せっかくの新しい試みですからね。

Q6

神山選手はガタイがいいので、ガッツポーズなどがすごく似合いますよね!

A6

名物キャラを目指しています! イケメンには勝てないんで、面白キャラでいけたらいいなと(笑)
僕の中で、PIST6では「普段はチャラけているけど、本番になったら真剣で強い」みたいな選手になるのが目標です。競輪はライン戦なので、ふざけていたらラインを組む仲間から「ちょっとお前…」と思われてしまってなかなかできませんが、PIST6は完全に個人戦なので!

Q7

体型(ガタイの良さ)という面で、目標にしている選手、アスリートなどはいらっしゃいますか?

A7

それは特にないのかなぁ。個人的には、ガッチリ系がかっこいいなと思うので、競輪選手では菊地圭尚選手(北海道支部・89期)の体は理想です。よく話をするなど仲も良くて、いつもかっこいいなと思って見ています。

Q8

学生の頃からがっしりされていたんですか?

A8

僕は高校時代、陸上の長距離種目で1500mをやっていて、今とは真逆で本当に細かったんです(笑)自転車競技に移っても、最初は長距離メインだったので競輪学校(現:日本競輪選手養成所)を卒業する頃はまでは細身。でも選手になってからは、周りが体の大きい人ばかりなので、食事の工夫やトレーニングで今の体を作り上げました。

Q9

ちなみに、入場シーンで毎回カメラに向かって何かを叫ばれてましたが、あれは何と言っていたのですか?

A9

ラウンド4の決勝の時は、気持ちを盛り上げるため、「フルスロットルで行くぞ!」と叫びました。でもそれ以外の時は全く関係ないことを言っていたりと、まさにその時の気持ちです。ラーメン好きなんで「ラーメン食べたい」とか(笑)そういうことをそれっぽい顔でバレないように言ってるんです。でも一度、「俺が1番だ!」って言った時、MCの男性にバレました。そこまで見られてるとは… 結構鋭いですよね(笑)

Q10

その決勝戦では力強い先行から、驚異的な加速と粘りで見事に優勝されました。あの戦法はレース前から考えていたのですか?

A10

車番が発走前に分かっていたので、1番車になった時点で「先行勝負するしかないな」と腹を括っていました。力を出し切って負けたら自分自身も納得がいくな…と。ましてや僕が一番前で、雨谷くんが1番後ろだったので、それに懸けるしかない。逆にやることが自分の中で決まっていたので、緊張せず割り切って臨むことができました。

Q11

結果、最後までスピードが落ちることなく上げ続けて2周以上を先行して逃げ切るレースとなりましたね。

A11

自分の脚質的に長くもがけるので、一度スピードに乗ってしまえば250mという短い走路ですし、持ち前の脚質なら最後まで失速しないだろうと。作戦通りでした。

Q12

先ほど「ラーメンが好き」とおっしゃっていましたが、好きなジャンルやお店などはありますか?

A12

あっさり系の「佐野ラーメン」が大好きです!栃木県佐野市の有名なご当地ラーメンですが、青竹打ちっていう、竹で手打ちにした麺がすごい美味しくて。自分はあっさり系の手打ち麺が好きでこだわってます。そういうお店を探して日々転々としているので、もし美味しいお店を知ってる方がいれば、ぜひTwitterで教えてください!

Q13

ちなみに、Twitterのヘッダー画像を鬼滅の刃の煉󠄁獄杏寿郎(れんごくきょうじゅうろう)に設定されていますね。お気に入りなのですか?

A13

好きですね、煉獄さんのファンです。やはりなんでも熱くやった方が面白いと思うし、このキャラはすごくいいなと思ってます。映画で鬼滅の刃が流行る前くらいから、LINEの画像を煉獄さんにしていたりしました。「心を燃やせ」といった、煉獄さんのセリフには練習や試合でうまくいかなかった時に、奮い立つ言葉があります。ちなみに今やっているアニメも日曜日の遅い時間ですが、しっかり起きてリアルタイムで見ています!

Q14

目の気迫とかは、神山選手もかぶるところがあると思います。

A14

本当ですか!じゃあ、ちょっと引き締めていきます!

Q15

たしかゴルフもお好きですよね?

A15

そうなんですけど、ここ数年は行けていなくて…
スノーボードも好きなのですが最近は全くやっていないですね。スノボは地元が鬼怒川温泉という田舎の方なので雪山が近く、中学校の時からずっとやっていたんですけど、この歳になってけがをしても格好悪いなと思って(笑)でもまた滑りたいと思います。

Q16

最後に、次回出場時にPIST6のファンに見てほしいポイントがあれば教えてください!

A16

PIST6は普段の競輪と違って、自力で戦わなければ勝てないレースです。いつもは見ることのない自力の姿や、先行している姿勢を見てもらえると嬉しいです。