【プレビュー PIST6 2025㉓】好メンバー揃うも松崎広太がV最短
2025.09.14

今シリーズはPIST6 2025 9月 第3戦。
実力者が揃ったシリーズとなり、3名の優勝経験者が参戦。そのなかでもPIST6で通算6Vの松崎広太(茨城・26歳)がV候補の筆頭だ。実績次ぐ鈴木浩太(千葉・28歳)が対抗格で、ポテンシャル高い荒川仁(千葉・27歳)の返り咲きにも期待したい。現行競輪の格で考えると岡本総(愛知・38歳)、坂口晃輔(三重・37歳)らの浮上も十分にありえる。
【松崎広太が機動力で圧倒】
機動力の高さを武器にPIST6で優勝を量産。過去には堀江省吾や黒瀬浩太郎といった強敵を撃破した実績があり、脚力で考えると今シリーズのなかでも断トツだ。近況は現行競輪で思うような結果を残せていないが、積極策を貫いており内容は良好。前回のSPRING STAGE 6月 第3戦ではよもやの準決敗退に終わっただけに、今シリーズで巻き返したいところだ。
【地元の雄・鈴木浩太が魅せる】
PIST6で通算4Vの実績があり、前回の8月 第2戦の決勝では地元勢が4車揃った一戦を残り2周半からのロングスパートで押し切り完全V。2024年1月の4th Quarter ラウンド32以来となる1年7ヶ月ぶりの優勝を飾って復活を果たした。近況は現行競輪でも本来の動きが戻っており、積極策で着以上の走りを見せている。勢いある今なら連続Vを飾るシーンも十分にありそうだ。
【格上の岡本総が巧さ発揮】
PIST6は今回で3度目の参戦となる。初参戦となったSPRING STAGE 7月 第1戦PIST6ではいきなり予選で白星を挙げ、準決勝でも確定板入りと250バンクにも順応。続くSPRING STAGE 8月 第1戦では3連勝で決勝進出を決めるなど底力を示した。現行競輪ではS級1班に在籍する追い込み型だが、PIST6では自力を繰り出しており今シリーズの活躍にも期待したい。
その他にも活きのいい若手機動型が多数参戦。佐藤壮志(熊本・22歳)は2度の表彰台入りの経験があり優勝まであと一歩のところに迫っている。潜在能力高い角田光(福島・26歳)は今回が2度目のPIST6参戦となり上積みは十分。ルーキーの吉岡優太(茨城・23歳)は初参戦となるが、アマチュア時代の競技実績は豊富。養成所時代にはゴールデンキャップを獲得した逸材でいきなり活躍しても驚けない存在だ。
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