【プレビュー PIST6 2023㉛】上昇一途の藤井侑吾が連続完全Vを狙う

2023.12.26

レース,選手

今シリーズはPIST6 2023ラウンド31。
活きのいい若手機動型が多数参戦し、今年を締めくくるに相応しい好メンバーが顔を揃えた。その中でも注目は藤井侑吾(愛知・28歳)。前回のPIST6では完全Vを果たし、今シリーズの中でも機動力は群を抜いている。対するは実績面で勝る徳田匠(京都・26歳)。近況は優勝から遠ざかっているが、上昇気配にある今なら久々のVも十分。積極型の田口勇介(秋田・23歳)や安定感ある安彦統賀(埼玉・24歳)も争覇圏内に位置しており混戦だ。

【充実ぶり際立つ藤井侑吾】
初参戦時にはいきなり無傷での優出を決めて、決勝戦でPIST6の最多Vを誇る堀江省吾と堂々と渡り合い準Vの結果を残した。2度目の参戦となった前回のPIST6 2023ラウンド27では東矢圭吾、中川誠一郎といった強豪を撃破し初Vと上昇気配。近況は現行競輪でも目覚ましい活躍を遂げており、高い機動力を武器に連続完全Vを狙う。

【徳田匠が存在感を示す】
3度の優勝経験があり、今シリーズの中でも実績は上位の存在。航続距離が長く予選ではいまだに確定板を外しておらず、近況はクレバーな立ち回りも増えて安定感が増している。現行競輪では向日町F1、小倉F1と2節続けて準Vと動きも上向いており気配は良好。豊富な経験値を生かして1年ぶりのPIST6制覇を目指す。

【伸びしろ十分な田口勇介】
 徹底先行の競走スタイルで着実に成長を遂げている北日本の有望株。その姿勢はPIST6でも変わらず、自ら風を切る競走を貫いている。近況は予選や準決勝敗退が続くも、ポテンシャルは高くいつ覚醒しても不思議ではない。近況は現行競輪でも成績が上向いており、動きも良化している。今シリーズのダークホースとして目が離せない存在だ。

その他にもPIST6で実績を残すベテラン勢が参戦。G1ウィナーの稲垣裕之(京都・46歳)は前回のPIST6 2023ラウンド27で初の表彰台入りを果たした。着実に250バンクに順応しており、今シリーズも巧みな立ち回りを駆使して貫禄を示せるか。前反祐一郎(広島・50歳)は2度の準Vがあり実績面は申し分ない。追走技術の高さに定評があり、持ち味を駆使して上位進出を狙う。藤岡隆治(徳島・47歳)も前々回のPIST6 2023ラウンド21で初の決勝進出を決めてから連続で優出中と流れが上向き。百戦錬磨の猛者たちの活躍にも注目だ。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド31

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