【プレビュー PIST6 2023㉓】東矢圭吾が連続完全Vを目指す

2023.10.20

レース,選手

今シリーズはPIST6 2023ラウンド23。
注目は若き王者・東矢圭吾(熊本・24歳)。2度(通算)の完全Vの経験があり、強豪が揃う今シリーズでも優勝候補の最有力だ。徳田匠(京都・26歳)は実績面では最上位の存在で、自慢の機動力を駆使して逆転を狙う。唯一のS級1班・稲毛健太(和歌山・34歳)も底力は上位で、藤井昭吾(滋賀・37歳)、三浦翔大(宮城・33歳)といった古豪も争覇圏内に位置している。

【成長の一途をたどる東矢圭吾】
PIST6は4度目の参戦となり、内2回で完全Vと圧倒的な戦歴を残している。予選から準決勝までは未だに無敗と安定感が抜群で、タイムトライアルでは参戦するたびに自己ベストを更新している。現行競輪ではS級戦の流れにも慣れはじめ、近況はグレード戦線でも活躍している。進化を続ける九州の有望株が連続Vを狙う。

【稲毛健太がS級1班の貫禄を示す】
 PIST6では優勝実績こそないが、持ち味のスピードを生かした競走で勝ち星を量産している。前回のPIST6 2023ラウンド19の順位決定戦では失格に終わり、今節は巻き返しを図りたいところ。現行競輪ではS級1班に在籍し、格は最上位の存在。一線級で揉まれた経験を生かして、今シリーズでPIST6初制覇を目指す。

【パンチ力ある三浦翔大が魅せる】
 思い切りのいい競走スタイルが持ち味で、一発の魅力を秘める選手。近況は3節連続で準決勝3着と涙を飲んでいたが、前回のPIST6 2023ラウンド21では3連勝で決勝進出を果たしてきっかけをつかんだ。現行競輪では積極的な競走をすると好成績を残すことが多く、今節も出し惜しみすることなく駆ければ、自ずと結果がついてくるはずだ。

その他にも個性豊かな選手が多数参戦。地元の原田亮太(千葉・27歳)は6度の優出経験があり、表彰台入りの実績もある。徹底先行の競走スタイルを貫いており、積極性は今シリーズの中でも随一だ。守谷陽介(岡山・43歳)は経験豊富な追い込み型。機動型が揃う今シリーズなら、持ち味の追走技術を生かして上位進出も可能だ。安彦統賀(埼玉・24歳)は先行、まくり、位置取りと何でもこなすオールラウンダーとして活躍。多彩な攻め幅を武器に初優勝を目指す。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド23

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