【プレビュー PIST6 2023㉑】実力伯仲のメンバーが揃い混戦

2023.09.25

レース,選手

今シリーズはPIST6 2023ラウンド21。
傑出者が不在で混戦も、実績で勝る三浦翔大(宮城・33歳)が主軸となりそうだ。機動力上位の山根将太(岡山・26歳)の逆転も考えられ、ポテンシャル高い加藤将武(埼玉・22歳)が初Vを飾るシーンも十分。G1タイトルホルダーの稲垣裕之(京都・46歳)は格なら最上位で、佐藤佑一(岩手・39歳)は状態面と久々の250バンクへの対応が鍵を握りそうだ。

【実績上位の三浦翔大が返り咲き狙う】
Japan Heroes スペシャルマッチ3で優勝を飾り、その後も表彰台入りを重ねるなど実績は上位の存在。近況は3節連続で準決勝3着とあと一歩のところで決勝進出を逃しているだけに、シリーズリーダーの今節は巻き返しを図りたいところ。現行競輪では前場所の前橋F2で先行して2勝を挙げるなど状態は上向いており、機動力の高さを駆使して2年9カ月ぶりの頂点を目指す。

【ポテンシャル高い山根将太が初V目指す】
学生時代には2019年のインカレで1㎞TT、スプリント、チームスプリントの3冠を達成するなどアマチュア時代での競技実績は申し分ない。初参戦となった前回のPIST6 2023ラウンド12では惜しくも決勝進出は逃したが、予選では2連対と安定感のある競走を披露した。2度目の参戦となる今回は上積みが見込めそうで、優勝争いを期待できる存在だ。

【復調気配の加藤将武が混戦断ちへ】
2度目の参戦となったEXTRA STAGE ラウンド6では準Vを飾るなど、250バンクへの適性は高い。前回のPIST6 2023ラウンド17ではよもやの予選敗退を喫したが、最終日の順位戦、順位決定戦は先行して連勝と力を示した。現行競輪でも一時は低迷する時もあったが、近況は勝ち星も増え息を吹き返してきた。今節で結果を残し次への弾みを付けたいところだ。

123期からは4名の新鋭が参戦。初参戦の斉藤樂(宮城・21歳)は高校時代にチームスプリントの第一走者として全国大会で活躍。ダッシュ力を武器にしており、得意のまくりで初のPIST6攻略を目論む。同じく初参戦の成海大聖(沖縄・24歳)は在所10位の好素材で、学生時代にインカレのタンデムスプリントで3位の実績がある。潜在能力高い梶原海斗(福岡・24歳)は2度目の参戦となる今回は上積み十分。地元の坪内恒(千葉・32歳)は前回落車で途中欠場したが、復帰初戦の動きは悪くなく巻き返しに期待だ。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド21

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