【プレビュー PIST6 2023⑳】快進撃を続ける河端朋之がV断然

2023.09.18

レース,選手

今シリーズはPIST6 2023ラウンド20。
圧巻のスピードでPIST6を席巻している河端朋之(岡山・38歳)が優勝候補の最有力。安定感があり4度の優勝実績を誇る永澤剛(青森・38歳) が逆転候補。3番手評価はスピードタイプで伸び代ある安倍大成(埼玉・24歳)。実績上位の伊藤信(大阪・39歳)、機動力高い神田龍(三重・34歳)といった優勝経験あるS級戦士が揃い、ハイレベルな戦いが予想される。

【力違う河端朋之が連勝を伸ばす】
前回のPIST6 2023ラウンド17では4節連続完全Vを果たし、前人未到の16連勝を達成。持ち味のスピードを生かしたまくりを武器にしているが、近況は位置取りもシビアになり先行もこなしている。現行競輪でも積極的な競走で結果を残しており、引き続き好調をキープ。レースの幅が増した今は一切隙が見当たらず、強豪が揃う今シリーズでも優勝候補の筆頭だ。

【永澤剛が総合力で逆転目指す】
PIST6では多彩な攻め幅を武器にするオールラウンダーとして活躍。前回のPIST6 2023ラウンド14では予選、準決と3連対で優出を果たし、決勝戦は強豪の中島詩音を撃破し自身4度目の優勝を飾った。現行競輪ではS級1班の追い込み型として一戦級で奮闘している。グレード戦でも安定した成績を残し、ハンドル捌きの高さは今シリーズでも随一の存在。総力戦で活路を見出し連続Vを目指す。

【潜在能力高い安倍大成が大物食いを狙う】
予選、準決では安定感ある走りを披露しており、初参戦でいきなり表彰台入りを果たすと、続くPIST6 2023ラウンド4では4連勝で初Vを達成。現行競輪ではA級2班に在籍し長らく準決勝の壁に阻まれていたが、6月の別府F2で優出をしてからは勝ち星を量産し、8月の前橋F1、9月の函館F2と優勝を飾っている。伸び代は十分でジャイアントキリングを果たす可能性もありそうだ。

その他にも活きのいい若手機動型が多数参戦。荒川仁(千葉・25歳)は地元期待のホープで、前回のPIST6 2023ラウンド15では4連勝で初Vを達成。勢いは十分で連続優勝を狙う。畝木聖(岡山・26歳)も前回のPIST6 2023ラウンド16で初Vを達成し、その後は現行競輪でも活躍。SA混合となる今シリーズは真価が問われそうだ。2度目の参戦となる松本京太(静岡・24歳)も上積みが見込め、今節での巻き返しに期待したい。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド20

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