【プレビュー PIST6 2023⑱】堀江省吾が最多V記録更新なるか

2023.08.29

レース,選手

今シリーズはPIST6 2023ラウンド18。
若きチャンピオンが2名出場しており、特に堀江省吾(長野・26歳)は6度(通算)の優勝経験がありPIST6の最多優勝記録を保持。今シリーズで前人未到の7Vなるか注目だ。村田瑞季(京都・26歳)は2Vと実績面では劣るが、出走回数を加味するとまだまだ伸び代は十分にある。その他にも荒川達郎(埼玉・24歳)や木村佑来(宮城・21歳)、阿部架惟都(宮城・24歳)といった活きのいい若手が揃い、極限のスピードバトルが予想される。

【最多Vを誇る堀江省吾が記録更新へ】
圧倒的な先行力を武器にしてPIST6を席巻中。前回のPIST6 2023ラウンド13では木村皆斗や佐藤幸治といった強豪を撃破し自身6度目(通算)の優勝を達成した。優勝記録の単独トップに立ち、今シリーズで7度目(通算)の頂点を狙う。現行競輪では今期からS級へと昇級し、8月の富山記念ではS級の強豪を相手に果敢な積極策を披露し2連対と力を示した。強力な同型が揃う今シリーズでも優勝候補の最右翼だ。

【攻め幅広い村田瑞季が逆転を狙う】
3rd Quarter PIST6カップ2で初優勝を飾りその後は結果を残せずにいたが、前回のPIST6 2023ラウンド5で山田義彦や鈴木浩太といった優勝経験者を降し7カ月ぶりの優勝を飾った。レースの幅が広く、現行競輪では多彩な攻め幅を駆使してS級戦でも奮闘している。PIST6は4カ月ぶりの参戦となり、久々の250バンクへの対応が鍵を握りそうだ。

【123期ナンバーワンの荒川達郎が金星狙う】
今年デビューした新鋭レーサーで、競輪選手養成所時代には在所成績1位を獲得し、卒業記念レースも制した将来のスター候補。初出場となったラウンド16ではタイムトライアルで10秒602を記録して全体7位。決勝進出こそならなかったが、1次予選と順位決定戦で勝利を挙げるなど、随所でそのポテンシャルの高さを発揮した。現行競輪では決勝進出を外しておらず、順調に成長曲線を描いている。2度目のPIST6となるだけに、大金星も十分にありそうだ。

その他には初参戦組の2名に注目。藤井侑吾(愛知・28歳)は地区プロで1㎞TTやチームスプリントでの上位入賞経験があり、現行競輪では徹底先行のスタイルを続けてS級上位で活躍中。123期の吉田晏生(埼玉・24歳)は身長191㎝の高身長レーサー。類まれな体格を生かしてデビュー後も活躍を続けて本デビュー後2場所目となった函館F2では優勝を飾った。両者ともに初のPIST6に順応すれば台頭も十分にありそうだ。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド18

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