【プレビュー PIST6 2023⑮】PIST6常連組が吉田有希を迎え撃つ

2023.07.23

レース,選手

今シリーズはPIST6 2023ラウンド15。
今節の目玉は吉田有希(茨城・21歳)。関東売り出し中の若手で、圧倒的な先行力を武器に現行競輪でも目覚ましい活躍を遂げている。逆転を目指すはPIST6の"最年少王者"木村皆斗(茨城・21歳)。PIST6での豊富な経験値を生かして総力戦で立ち向かう。安定感がある荒川仁(千葉・25歳)、小原太樹(神奈川・34歳)、真船圭一郎(福島・35歳)らも底力はあり侮れない存在だ。

【先行力で群を抜く吉田有希】
初参戦となったJapan Heroes ラウンド3では圧巻の逃げ切り3連発を決めて、迎えた決勝戦では不利を受けながらも表彰台入りを果たした。今回で2度目の参戦となり、1年9カ月ぶりの250バンクへの対応が鍵を握る。現行競輪では特別競輪などのグレード戦線でも活躍し、一線級を相手に活躍している。強靭なスタミナを武器にしており、持ち味の先行力さえ発揮できれば優勝を飾る可能性が高い。

【木村皆斗が総合力で逆転を狙う】
通算5度の優勝経験があり、実績は最上位の存在。クレバーな立ち回りを持ち味にしており、組み立ての巧さは一級品。前回のPIST6 2023ラウンド13では安定感のある競走で優出を果たし、決勝戦でも表彰台入りと力は示した。現行競輪では積極的な競走も増えて着実に力を付けている。総合力は高くPIST6での経験値を生かし最多タイの6Vを狙う。

【地元の荒川仁が悲願の初Vへ】
ジュニア時代にはナショナルチームにも在籍していた逸材。PIST6では初参戦から3節連続で決勝戦4着と悔しい結果に終わっていたが、前々回のPIST6 2023ラウンド9では表彰台入りを果たした。近況はPIST6と現行競輪ともに成績が振るわないが、秘めているポテンシャルは高く復調していれば初優勝の可能性も十分にある。

その他に注目は123期の新人。地元千葉の坪内恒(千葉・31歳)はアマチュア時代の競技経験こそないものの、全国高校選抜のラグビーで準優勝を果たすなど身体能力は抜群。デビュー後はルーキーシリーズで勝ち星を飾り、前々場所の伊東F2でも2勝を挙げるなど実戦向きの傾向が伺える。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド15

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