【プレビュー PIST6 2023⑭】優勝経験者による三つ巴の戦い

2023.07.15

レース,選手

今シリーズはPIST6 2023ラウンド14。
中心は5度(通算)の優勝実績を誇る中島詩音(山梨・25歳)。機動力は屈指の存在で、強豪が揃う今シリーズでも優勝候補の最右翼。逆転候補は実績次ぐ永澤剛(青森・37歳)で、3か月ぶりとなる250バンクへの対応が鍵となりそう。ポテンシャル高い安倍大成(東京・24歳)も優勝候補の一角。完全優勝の経験があり持ち味のスピードを発揮できれば2度目のVも十分だ。

【中島詩音が巻き返しを誓う】
今年初戦の4th Quarter U35バトルでは山田義彦や橋本壮史といった強豪を破り4連勝、続くEXTRA STAGE ラウンド2でも村田瑞季を降し2節連続完全Vを達成するなど、圧倒的な力でPIST6を席巻している。現行競輪では今期からS級昇級を果たして、昇級初戦となった小松島記念でも積極的な競走で存在感を放っていた。前回のPIST6、失格に終わった悔しさを胸に今節での巻き返しを誓う。

【永澤剛がS級1班の力を示す】
現行競輪ではS級1班に在籍し、今シリーズの中でも格は最上位の存在。近況はグレード戦線でも活躍し、堅実な立ち回りでしっかりと結果を残している。PIST6では先行、まくり、位置取りと何でもこなすレーススタイルで安定感があり、過去に確定板を外したのは1度のみ。総合力の高さを生かして4度目(通算)の頂点を狙う。

【安倍大成がスピードを発揮】
タイムトライアルでの持ちタイム"10秒028"は今シリーズの中でも断トツ。PIST6では持ち味のスピードを生かして勝ち星を積み重ねており、PIST6 2023ラウンド8準決勝での失格を除き、予選と準決勝ではいまだに無敗。現行競輪ではA級2班に在籍し、積極的な競走で着実に力を付けている。自慢の快速を発揮して激戦突破を目指す。

その他にも若手機動型が多数参戦。安彦統賀(埼玉・24歳)は前回表彰台入りとジャンプアップを果たし、今節はさらなる飛躍に期待が懸かる。田口勇介(秋田・23歳)は昨年のPIST6初参戦でいきなり優出を果たしこともあり250バンクの適性は十分、3度目の参戦となる今節は上積みも大きい。布居大地(和歌山・25歳)は初参戦ではあるが、戦法の幅が広く柔軟な競走で対応すれば浮上の余地もありそう。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド14

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