【プレビュー PIST6 2023②】堀江省吾と中島詩音が前人未到6Vを目指す

2023.04.09

レース,選手

今シリーズはPIST6 2023ラウンド2。
注目は5度の優勝実績を誇る堀江省吾(長野・26歳)と中島詩音(山梨・25歳)。両者の力が頭一つ抜けており一騎打ちの様相だ。優勝3回、準優勝5回と実績次ぐ山田義彦(埼玉・36歳)が3番手評価。望月一成(静岡・26歳)もタイトルを保持しており上位の一角を占める。
 
【常勝街道を突き進む堀江省吾】
SA混合シリーズで5Vと圧巻の実績を誇る。12月の4th Quarter ラウンド5ではPIST6屈指の先行力を誇る根田空史やスピードスター伊藤信を撃破。その後も勝ち星を重ねて前回のEXTRA STAGE ラウンド3では優勝を果たし3節連続完全Vを達成。現行競輪では3月の平塚F1で完全Vを果たし、続く平F2でも優勝を飾り近況は常勝街道を突き進んでいる。前人未踏の6Vへ視界は良好だ。

【充実一途を辿る中島詩音】
 A級シリーズを含む5度の優勝実績がある。前々回の4th Quarter U35バトルでは、今節の優勝候補の一角である山田義彦や望月一成を決勝で降して優勝を飾った。黒星を喫したのは昨年8月の2nd Quarter PIST6カップ2以来、1度のみで勝率の高さは圧倒的。現行競輪では1月の平塚F1から4場所連続Vと充実の一途を辿っている。機動力の高さを生かして自身6度目の優勝を狙う。

【復調著しい山田義彦】
 3度の優勝があり、表彰台入りの回数を含めると実績は上位の存在。15回目の参戦で、過去に決勝進出を逃したことは1度のみと安定感は随一。組み立てに柔軟さがあり先行、まくりとどちらも精度は抜群。近況はEXTRA STAGE ラウンド3で1年ぶりの優勝を飾り、続くEXTRA STAGE ラウンド7でも準Vと成績が上向き傾向。経験値を生かしてベテランの意地を見せる。

その他に注目は121期の初参戦組2名。常次勇人(大阪・21歳)は持久力の高さを武器にしており、本格デビュー後は負けなしでA級2班へ特別昇班を決めた逸材。高校時代には全日本高校選抜のスクラッチで優勝経験があり自転車競技の実績も申し分ない。安倍大成(東京・24歳)もインカレのタンデムスプリントで優勝と学生時代の自転車競技の実績があり、近況は3月の岸和田F2で特別昇班を果たすなど勢いがある。両者ともに競技経験は豊富で、250バンクに順応すれば怖い存在だ。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド2

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