【プレビュー PIST6 2023①】タイトルホルダー4名のV争い

2023.04.01

レース,選手

今シリーズはPIST6 2023ラウンド1

4名のタイトルホルダーが参戦し強豪が顔を揃えた。その中でも3度の優勝を誇る永澤剛(青森・37)が優勝候補の最右翼。対抗格は2度の優勝経験があり実績次ぐ青野将大(神奈川・28)。隅田洋介(岡山・35)や佐藤幸治(長崎・37)も優勝の実績があり、4名を中心にして激戦必至のシリーズとなりそうだ。

 

【戦歴で勝る永澤剛】

PIST65度目の参戦となり、過去4度の出場で3度の優勝とここ一番で勝負強さを発揮している。現行競輪ではS1班に在籍し追い込み型として活躍しているが、タテ脚を兼ね備えており機動力は若手自力型にも引けを取らない。2月の静岡記念では2勝を挙げ、G1の全日本選抜競輪では確定板入りを果たすなど一線級と渡り合ってきた実力は本物。今節のシリーズリーダーとして貫禄を示す。

 

【機動力上位の青野将大】

 前回の4th Quarter ラウンド2では山田義彦や朝倉智仁といった強豪を撃破し自身2度目の優勝を飾った。持久力の高さが持ち味で後続距離の長さは今シリーズの中でも随一。現行競輪では2月の静岡G3で優出を果たし、3月の久留米F1では完全Vを飾るなど近況は成績も上向き傾向だ。充実期にある今なら混戦を突破して3度目の優勝を飾るシーンも十分にある。

 

【まくり脚冴える隅田洋介】

これまで4度の表彰台入りとあと一歩のところで優勝を逃していたが、前回の4th Quarter ラウンド3を制してついにタイトルを獲得した。スピードを武器にしており、精度の高いまくりには定評がある。現行競輪では直近4場所で2度の優勝を飾り、2月の静岡G3では準優勝と近況の勢いは一番。前節の初優勝を皮切りにして連続優勝を目指す。

 

その他に注目は121期の新鋭2名。東矢圭吾(熊本・24)は九州期待のホープで、昨年9月にA2班に特別昇班を果たしてからも飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍。3月の松山では121期の№1を決めるルーキーチャンピオンレースに出場し4着と健闘した。岸田剛(福井・24)は"輪界最強の男"である脇本雄太を師匠に持ち、徹底先行の競走スタイルを貫きチャレンジ戦で奮闘している。両者ともにポテンシャルは高く250バンクで躍動する姿に期待。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド1

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