EXTRA STAGE ラウンド1プレビュー

2023.01.30

レース,選手

今シリーズは『PIST6 Championship 2022-23』EXTRA STAGE ラウンド1。

今節の中で中心となるのは3度の優勝実績を誇る雨谷一樹(栃木・33歳)。逆転候補は実績次ぐ藤井昭吾(滋賀・36歳)と早坂秀悟(茨城・36歳)の2名の優勝経験者。その他には内藤宣彦(秋田・51歳)、東矢昇太(熊本・36歳)、神田龍(三重・33歳)といった優出実績があるS級選手も多数参戦し、全体の層が厚く激戦必至のシリーズといえる。


【実績上位の雨谷一樹】
PIST6の開幕戦を制覇し、その後も2度の優勝を飾るなどPIST6を第一線で牽引してきた。近況は決勝で2、3着とあと一歩のところで優勝を逃しているだけに、今節で巻き返して王者の威厳を示したい。競輪では1月の立川記念で2度の連対を果たすなど、グレード戦線でも活躍している。PIST6は昨年の9月以来の参戦となるが、長年ナショナルチームに在籍していただけに、競技実績は誰よりも豊富。今大会で4度目の頂点を目指す。

【機動力高い藤井昭吾】
2度の優勝実績があり、近況は3連続で決勝進出中と安定感が抜群だ。機動力の高さを生かした先行とまくりに定評があり、レースの組み立ても巧い。PIST6は今回で13回目の参戦となり250バンクでの仕掛け所や駆け方も熟知している。前回の名古屋F1では1勝を含む2度の確定板入りを果たした。器用さも増しており、好調を持続していれば、昨年5月以来のタイトル獲得も十分。

【戦略家の早坂秀悟】
Season ZERO ラウンド6の覇者。初優勝を果たしてからはしばらく低迷していたが、近況はコンスタントに決勝進出を重ねて復調の兆しを見せている。持ち味のダッシュを生かしたカマシやまくりを武器にしており、前場所の取手F2でも鋭いスピードを存分に発揮していた。戦略面でも抜かりはなく、巧みなレース運びを駆使すれば、2度目の優勝を飾る可能性もある。

また、今期初のS級昇級を果たして波に乗る仲野結音(大阪・23歳)と、多彩な攻め幅が持ち味で立ち回りの巧い石塚慶一郎(和歌山・20歳)の若手2名がダークホースとなりそう。初出場組では近況好調の清水一幸(徳島・36歳)、徹底先行で着実に力を付ける中込健太(秋田・27歳)の走りにも注目したい。

 ©日刊プロスポーツ新聞社

EXTRA STAGE ラウンド1 出場選手一覧はこちら