4th Quarter U-35バトルプレビュー

2023.01.09

レース,選手

今シリーズは『4th Quarter U35バトル』。

PIST6初の年齢制限を設けたシリーズとなり、20代の勢いある若手と30代の充実期を迎えている中堅選手が激突しハイスピードバトルが予想される。その中でも中島詩音(山梨・24歳)、隅田洋介(岡山・35歳)、大石剣士(静岡・27歳)、望月一成(静岡・26歳)、曽我圭佑(熊本・28歳)といった5名のタイトルホルダーが主軸となりそう。


【実績上位の中島詩音】
 A級戦を含む3度のV実績がある関東のホープ。前回の4th Quarter ラウンド3では惜しくも連勝記録が途切れたが、S級選手を相手に堂々の競走で3勝を挙げた。PIST6での主な敗戦は後方に置かれた時で、先行した時は後続を突き放す走りを披露しており、まだ底を見せていない。近況は現行競輪でも好走を続けており、12月の松戸F2では優勝を飾った。勢いそのままに今シリーズでの巻き返しを誓う。

【きっかけをつかんだ隅田洋介】
前回の4th Quarter ラウンド3では6度目の挑戦で初の栄冠に輝いた。予選と準決勝では連対を外したことがなく、表彰台入りを逃したのも過去に1度だけと安定感が抜群。現行競輪ではS級1班に在籍し、鋭いまくりを主武器に上位戦で奮闘を続けている。今シリーズの中でも格上位の存在で、本来の調子に戻っていれば連覇を飾るシーンも十分。

【ポテンシャル高い橋本壮史】
 初参戦となった3rd Quarter ラウンド1ではタイムトライアルで10秒065(歴代5位タイ)という驚愕のタイムを叩き出した。惜しくも初優勝とはならなかったが、3連勝で勝ち上がりを決めるなど250バンクへの適性も十分に示した。現行競輪では12月の前橋F2で完全優勝を果たしてS級2班への特別昇級を決めた。今シリーズのダークホースとして侮れない存在といえる。

 その他には優出実績ある齋木翔多(静岡・24歳)、後藤悠(岩手・27歳)も経験値の高さを生かして初優勝を狙う。平尾一晃(長崎・26歳)、松尾勇吾(熊本・24歳)、橋本凌汰(岡山・21歳)、深瀬泰我(静岡・30歳)といった勢いある新鋭も初参戦し、若さあふれる走りで今シリーズを盛り上げる。

※追加斡旋・補充等で35歳以上の選手が出場する可能性がありますので、予めご了承ください。

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