4th Quarter ラウンド5プレビュー

2022.12.25

レース,選手

今シリーズは『PIST6 Championship 2022-234th Quarter ラウンド5

 

5名のタイトルホルダーが参戦し、2022年を締めくくるシリーズとして豪華なメンバーが顔を揃えた。その中でも伊藤信(大阪・39歳)、根田空史(千葉・34歳)といったPIST6最多の4Vの実績がある両者に注目が集まる。

 

【圧倒的なスピードを誇る伊藤信】

 最速でV4を達成して、PIST6を牽引してきた絶対王者。キレ味抜群のまくりを武器にしており、後方から一気に前団をのみ込むスピードは必見。9月に行われた『UCIマスターズ世界選手権(3539歳カテゴリー)』のスプリントでは優勝を果たしており世界を制した脚は本物だ。近況は展開に泣いて準決敗退に終わっているだけに、今シリーズで巻き返して貫禄を示したいところ。

 

【根田空史は先行力を武器に5度目の頂点へ】

伊藤信と並ぶ4Vの実績を誇り、近況は3連続完全Vと勢いは一番。レース内容も圧巻の一言で、過去の優勝は全て逃げ切りと先行力では今シリーズに出場する選手の中でも断トツ。現行競輪では12月に行われた松戸記念、伊東記念とグレード戦線が続いており、どちらも積極的な競走で存在感を放っていた。そのまま好調を持続して今シリーズに臨めば、前人未到の5V達成も十分にある。

 

【多彩な攻めを誇る永澤剛】

 タイムトライアルのベストは10428ながら、過去に参戦した7月と9月の2開催はいずれも優勝。先行、まくり、位置取りと全てにおいての能力値が高く、現行競輪ではS1班としてグレード戦線で活躍する一流の選手だ。巧みなハンドル捌きと、レースセンスは場抜群なだけに、持ち前のテクニックを駆使して3度目の優勝を目指す。

 

 その他に堀江省吾(長野・25歳)や三浦翔大(宮城・32歳)も優勝実績があり争覇級の実力を持ち合わせている。S1班で機動力のある根本哲史(秋田・36歳)、立ち回りが巧い須永優太(福島・34歳)といった実力者も侮れない存在だ。

 ©日刊プロスポーツ新聞社

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