4th Quarter ラウンド4プレビュー

2022.12.19

レース,選手

今シリーズは『PIST6 Championship 2022-23』フォースクォーターラウンド4

優勝実績があるのは藤井昭吾(滋賀・36歳)のみだが、恩田淳平(群馬・32歳)、長尾拳太(岐阜・29歳)、齋木翔多(静岡・24歳)などの優出経験がある実力者が多数参戦しハイレベルなレースが予想される。

2Vの実績を誇る藤井昭吾】

 今シリーズ唯一のタイトルホルダー。5月に行われたファーストクォーターファイナルラウンドでは2周半先行で逃げ切りと力強い内容で2度目の優勝を果たした。しばらく優勝の座から遠ざかってはいるが、コンスタントに優出を重ねて安定した成績を収めている。近況は現行競輪でも成績が良化傾向にあり調子も上向き。機動力の高さを生かした走りで3度目の優勝を狙う。

【立ち回りが巧い恩田淳平】

 PIST6では5連続優出中で、その内2回が表彰台入りと実績は十分だ。勝ち星こそ少ないが、俊敏な立ち回りから好位置を確保するのが巧くレースぶりは安定感がある。現行競輪では自在選手としてS級上位で活躍中。近況は番手回りも増えてきたが、まだまだ鋭いタテ脚は健在。来期は自身初のS1班への昇班が決まっており、今勢いのある一人だ。

【ポテンシャル非凡な齋木翔多】

 現行競輪では今期からS級へと昇級して積極的な競走で奮闘を続けている。思い切りのいい競走スタイルが持ち味で、着実に力をつけている静岡期待の若手だ。PIST6では準Vの実績があり、優勝まであと一歩のところまで迫っている。今シリーズの中ではタイムトライアルでの持ちタイムも一番で優勝候補の一角を担う存在。若さ溢れるダイナミックな走りに注目。

 その他には五十嵐力(神奈川・43歳)や佐藤幸治(長崎・37歳)といった2名がPIST6に初参戦。両者ともにS1班で活躍する実力者で、底力はあるだけに侮れない存在だ。話題性があるのは小嶋敬二(石川・53歳)。11月の富山では通算800勝という偉業を達成した。サービス精神が旺盛でレースとパフォーマンスの多方面から今開催を盛り上げる。

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