「サードクォーター」ラウンド1プレビュー

2022.08.26

レース,選手

PIST6 Championship 2022-23は8月28日(日)と29日(月)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「サードクォーター」ラウンド1が行われる。サードクォーターの幕開けとなる今ラウンドには、「ミスター大ギア」こと山田義彦(埼玉)や地元千葉で優勝経験者の根田空史らが登場。頂点を懸けた激しいバトルが期待される。


「大ギア」山田は3度目Vへ快走なるか



優勝争いの中心となりそうなのは優勝回数2度の山田。出場3場所連続で決勝2位と歯がゆいレースが続いているものの、常に力を出し切る走りをしているだけにあとは相手と展開次第だろう。前回出場した7月9日、10日の「セカンドクォーター」ラウンド5はタイムトライアルで自己ベストの10秒065をマークするも、決勝では2番手で最終周回を迎え、初出場の眞杉匠(栃木)の前に逆転ならず。7月の既存競輪での落車の影響は気になるポイントだが、今年2月以来の優勝に向けて快走なるか。

今年2月の鎖骨骨折から徐々に本来の調子を取り戻してきている根田も今年1月の「ZERO」ラウンド1以来となる優勝に向けて意気込みは十分だ。7月9日、10日の「セカンドクォーター」ラウンド5では3連勝で決勝進出を決めたが大一番は3位に沈んだ。悔しさを表しつつもレース後には、「次戦は新しい機材で頂点を目指す」と公言。機材との相性も含めてタイムトライアルからその走りに注目が集まる。

また、今期まさかのA級陥落となった早坂秀悟(茨城)だが、それでも持ち前のダッシュ力は衰えていない。復権に向け、得意の舞台でより調子を上げていきたいところ。初出場組では21歳の新鋭・太田龍希(埼玉)も気になる存在。父は2000年のシドニーオリンピックに出場した太田真一(埼玉)で、学生時代から自転車競技に取り組んでおり実績と経験は十分。初陣からその素質を発揮してほしい。

28日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。29日は準決勝、決勝に加えて順位戦などが実施され、2日間全24レースで白熱の戦いが繰り広げられる。


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