「セカンドクォーター」PIST6カップ1レビュー

2022.08.01

レース,選手

PIST6 Championship 2022-23は7月30日(土)と31日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」PIST6カップ1が行われ、曽我圭佑(熊本)が2度目の優勝。2位は鈴木伸之(愛知)、3位には小佐野文秀(山梨)が入った。

曽我が2度目の優勝「これからも温かいサポートを」



優勝した曽我は、6回目の出場で今回のメンバーでは唯一の優勝経験者。タイムトライアルを全体トップとなる10秒265で終えると、1日目の1次予選と2次予選ともに1着で準決勝に進んだ。いずれも安定したレース運びを見せたが、「焦ってしまうと、上位に食い込むことはできない。仕掛けどころを逃さず落ち着いたレースをしたい」と気を引き締めていた。

準決勝は残り3周以降、上位をキープすると最終周回手前で、先頭に飛び出しそのまま1着フィニッシュ。出場2場所ぶりの決勝進出を決めて、「前回は初めて準決勝に残れなかったので、今回は負けられない。走り慣れているアドバンテージはあるので、あと一走を全力で」と力を込めた。

決勝は1コーススタートとペーサーの真後ろにつける形となったが、5レーンの小佐野が序盤の周回でポジションをチェンジし先頭につけ、2番手でラスト3周を迎えた。誘導退避後はけん制する展開が続く中、残り2周手前で速度を上げると、後続を寄せ付けず、今年2月の「ZERO」ラウンド8以来となる自身2度目の頂点をオール1着で手にした。

レース後、曽我は「無我夢中だった」とラスト2周を振り返り、「リベンジを誓っていたが有言実行できた。最高の形で2日間を終わることができた」とやりきった表情を浮かべた。またこの2日間は「無料招待Day」として開催し、会場は盛り上がった。「僕らスポーツ選手はみなさんの応援が本当に力になっている。これからも温かいサポートを続けてほしい」と感想を述べた。

また鈴木は自身最高成績の決勝2位となり、「表彰台に上がることができるとは思わなかった。応援が気持ちを高ぶらせ、それがいい結果につながった」と話した。

今開催は7人が初出場した。メンバーの中では石塚慶一郎(和歌山)が唯一決勝に残って5位。1次予選から3連勝と波に乗ったが、最後は悔しい結果となり「みんな格上なのでスピードも早く、道中は考える余裕もなかった」と唇をかんだ。またタイムトライアルを10秒452の2位だった緒方慎太朗(熊本)は、2次予選Cで1勝目を手にして準決勝に進んだが、惜しくも3着となり決勝進出は逃した。

次回開催は8月15日(月)と16日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」PIST6カップ2が行われる。


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