「セカンドクォーター」ラウンド1プレビュー

2022.06.10

レース,選手

PIST6 Championship 2022-23は6月13日(月)と14日(火)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」ラウンド1が行われる。「3度目の正直」でPIST6初優勝を狙う脇本勇希(福井)、出場した3場所全てで決勝に進出している佐々木豪(愛媛)らを中心に頂点を懸けた熱いバトルが期待される。

脇本、「3度目の正直」で初制覇なるか



セカンドクォーターがいよいよ開幕。ラウンド1においてV争いの本命となりそうなのが脇本だ。2021年10月以来のPIST6となった5月5日、6日の「ファーストクォーター」ラウンド6は、決勝に進んで5位に終わったが、随所に脇本らしい走りを披露。抱えていた負傷も癒え、近況は既存競輪含めて本来の動きを取り戻してきており、今回は本領発揮となるだろう。3度目の出場となる今回、初の栄冠を目指す。

今ラウンドはグレードレースでも活躍するレベルの選手が多く出場。PIST6でも決勝の常連ともなっている佐々木豪(愛媛)も、もちろん優勝候補のうちの1人。やや大味なレースも少なくないが、迫力ある豪快な走りは一見の価値がある。加えて5月5日、6日の「ファーストクォーター」ラウンド6に出場し、千葉支部所属選手で2人目の優勝を果たした鈴木浩太も注目の存在。3度目のPIST6で初の決勝進出を決め、勢いそのままに初優勝と結果を残した。優勝経験者として臨む今ラウンドでどんな走りを見せてくれるのか楽しみである。

また、2021年10月9日、10日の「JAPAN HEROES」ラウンド2以来の出場となる鈴木陸来(静岡)も侮れない。前回は準決勝で敗れたものの、自転車競技経験者でこの舞台は得意とするタイプ。8ヶ月ぶりの登場とブランクは気になるところだが、そのポテンシャルを発揮すれば予選から勝ち星量産も期待できる。

そのほかにも今年2月3日、4日の「ZERO」ラウンド6のチャンピオン早坂秀悟(茨城)や、メンバー中最年少の20歳で表彰台経験もある木村皆斗(同)も出場。「セカンドクォーター」最初となる王者の称号を誰が手にするのか、ハイレベルな争いが展開されそうだ。

13日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。14日は準決勝、決勝に加えて順位戦などが実施され、2日間全24レースで白熱の戦いが繰り広げられる。


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