「ファーストクォーター」ラウンド7レビュー

2022.05.16

レース,選手

PIST6 Championship 2022-23は5月12日(木)と13日(金)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「ファーストクォーター」ラウンド7が行われ、伊藤信(大阪)が優勝。2位は山田義彦(埼玉)、3位には望月一成(静岡)が入った。

伊藤信がPIST6初の3場所連続V



優勝の伊藤は開催前日のタイムトライアルが10秒131で1位だったものの、自身は9秒台を狙っていたことから「タイムは嘘をつかない、今のところ最低限」と渋い表情を見せていた。1日目の予選2レースはいずれも1着。「いつも緊張する」という1次予選は、確実にトップを取り、2次予選は2着の田中弘章(福岡)に詰められるも勝利し、「2走目は余裕があった」と振り返った。

準決勝は市本隆司(広島)の早めの仕掛けを前に一進一退の攻防の末2着となり、PIST6における連勝も「10」でストップ。「コーナーに入る度に前に出てきた。本当に上手かった」と相手を称え、「紙一重で決勝に残った。タイミングを逃さないよう走りたい」と意気込んだ。大一番は3コースからのスタート。残り3周以降、各選手がけん制し合う中、最後は同期の山田とのマッチレースを制して、PIST6史上初の3場所連続優勝を達成した。

レースを終えて、「簡単なメンバーではなかったので本当に嬉しい」と笑顔。決勝については「後ろの動きを見ながらでしたが、自転車が出てくれたので良かった」と話し、「自分の中でも(PIST6に)慣れてきたのと、躊躇(ちゅうちょ)せず勝負ができた。V4の権利を得たので、達成できるよう頑張りたい」と先を見据えた。

2位の山田は2月12日、13日の「ZERO」ラウンド7以来の頂点を狙い、準決勝まで1着を続けたが、出場2場所連続で2位となった。また、決勝に進出したともに50歳の田中は5位、市本は6位だった。

そのほか今開催ではベテラン52歳の小嶋敬二(石川)が、1次予選4着、2次予選1着で初めての準決勝進出。「悔いの残らない走りを」と臨んで6着だったものの、その健在ぶりを示した。また2度目の参戦となったラモスレオ(沖縄)も初の準決勝に臨んだが、惜しくも3着に終わり、トップ6にはあと一歩届かなかった。

次回開催は5月21日(土)と22日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「ファーストクォーター」ファイナルラウンドが行われる。



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